ポジション別の守り方~ファースト初級編~
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
野球には守備側に9つのポジションがあり、各ポジションにはそれぞれ特徴があります。
その特徴をこれから何回かに渡ってお伝えします。
今回は
一塁手=ファーストからです。
ファーストの守備位置は下図に記した位置です。
ファーストの役割は、打球の処理、自分の守備範囲にきたゴロもしくはフライをさばきます。
ゴロの場合はベースから近ければ自らベースを踏み、アウトにしますが、1,2塁間に飛んだ打球は
自分でベースまで戻ってしまうと間に合わない可能性があるので、ベースカバーに入っているピッチャーへトス、もしくはスローイングをしてアウトにします。
注意すべきなのは、1,2塁間の打球に対して、どこまで打球を追いかけるかです。
あまりに追いかけすぎてしまうと、捕球ができても送球やピッチャーのベースカバーが難しくなるので、ある程度の打球は捕れると思ってもセカンドに任せてしまい、自分はファーストに戻ることが望ましいでしょう。
その為には打球ごとの判断力が必要になってきます。
常にセカンドのポジショニングと守備範囲を確認しておき、一瞬の判断の為の材料としましょう。
次に最も特殊な点であるファーストでのフォースプレーです。ファーストは他のポジションと比べて
圧倒的にフォースプレーが多いです。
フォースプレーとは、ランナーに進塁義務がある場合、ランナーにボールを持ってタッチをする必要がなく、ボールを持った状態でベースを踏めばアウトになる状態です。
一塁の場合、バッターが打った瞬間に一塁への進塁義務があるので、内野にゴロが飛べば内野手は
捕球後一塁へ送球をし、ベースについているファーストがベースを踏んだまま送球を受けることができれば、バッターランナーをアウトにすることができます。
ということは必然的にファーストの捕球能力が低ければ、内野ゴロをアウトにできる確率が低くなってしまいます。
内野手の送球が全て正確で捕りやすいところにくれば問題はありませんが、
送球ミスは捕球ミス以上に多いものです。ショートバウンドやハーフバウンド、左右上下に逸れた送球をベースを踏みながらいかに上手く捕球するかが、ファーストの見せ場でもあります。
そう考えるとファーストとしては、身長が高いことは有利に働くと言えます。
何故ならば、身長が高ければ手足も長いので、高いボールや左右に逸れたボールをカバーしやすいからです。送球側としても的が大きい方が投げやすいことは確かでしょう。
送球を受けるときに注意したいのは、ベースにはこだわり過ぎないことです。
ベースを踏んだ状態でボールを受けなければアウトにすることはできないのですが、それに固執し過ぎてベースから離れないでいると、明らかな暴投を捕ることができません。そうしてしまうとカバーが間に合わなければ、バッターランナーは二塁へと進んでしまいます。
そうならないためにも明らかに送球が逸れた時は、フォースアウトを諦めて、ボールを捕ることを
最優先にしましょう。また送球が自分から見て左側、ホームベース側に逸れた場合は、ベースを離れて捕球をしてもランナーにタッチをすることでアウトにできるので、テクニックとして練習をしておきましょう。
次回はさらに細かいファーストの技術をお伝えします。
↓ショートバウンドを練習しよう