少年野球ピッチング練習よりも大切なこと

 

こんにちは
新宿区マンツーマン野球レッスン
BASEBALL FUTUREの依田です。

今回は少年野球のピッチャーをしている選手にとって大切なことをお伝えいたします。

目次

少年野球ピッチング練習よりも大切なこと

少年野球で投手をしている選手は日本の野球の場合、比較的上手い選手が多いです。
なぜならばある程度速い球を投げることができコントロールも良いからです。
そうした選手たちは将来の可能性を秘めた選手であると言えるでしょう。

しかし、そうした選手たちの多くが年齢が上がっていくにつれて
伸び悩み結局は「普通の選手」になってしまいます。

それに対して小さい頃から野球はやっていたものの、野手をやっており
高校生ぐらいから投手を始めたという選手がそのままプロ野球選手になったという
こともよくあります。

センスの差といってしまえばそれまでですが
ここには様々な原因があるように思います。

どのような練習をしている?

まず少年野球の投手はどのような練習をしているでしょうか?おそらく野手の選手と同じような練習に加えてピッチング練習を別で行っていると思います。

このピッチング練習をすることでフォームを整えたりコントロールを磨いたりすると思いますが、この練習が将来の役に立つかというと実はそうとも言い切れないのです。

なぜならば先ほどお伝えした通り高校生から投手を始めたような選手は少年時代にピッチング練習などしていないからです。

もちろんピッチャーの選手がピッチング練習をしなくていいという訳ではありません。むしろ目の前の試合のためにはピッチング練習を行うべきでしょう。しかしそれはあくまでも目先の結果のためであって将来のためではないのです。

ではどのような練習が将来のピッチングのためになるのでしょうか?

柔軟性や可動域、体の連動性を高める

より良いピッチングをするためにはある程度の球速を出すことが必要不可欠です。プロ野球の世界でも右ピッチャーであれば今では当たり前のように150kmを投げる投手がいます。つまり球速を出すことが将来の活躍への近道なのです。

そのために重要なのはピッチング練習ではなく、むしろ柔軟性や関節の可動域、そして体の連動性です。この3つの能力を高めることで体を効率よく使うことができ良いボールを投げることができるのですが、この3つがなくても速い球を投げられてしまう選手もあなたの周りにはいるかもしれません。

しかしそういった選手は効率の悪い投げ方にもかかわらず速い球を投げることができているので肩や肘に相当な負担がかかってしまいます。その状態で少年野球から投げ続けてしまえば小さい頃は活躍できても気がつけば故障をして平凡な選手になってしまうでしょう。

つまり目先の結果を求めて柔軟性、可動域、連動性の欠けたフォームで小さい頃から投げ続けてしまうと故障のリスクが高くなってしまうので、そうならないために小さい頃から柔軟性、可動域、連動性を高めるトレーニングを行うことで効率よく投げられる体をまずは手に入れて肩肘にかかる負担を減らすことが
選手の将来を守ることにつながるのです。

高校生ぐらいになってからも柔軟性や可動域、連動性を鍛えることはできますがその間に効率の悪い投げ方で体を酷使してしまうと取り返しがつきません。

また長年染み付いた投げ方を変えるには相当な時間が必要なので
早い段階から将来を見据えてこうしたトレーニングを行うことを
おすすめします。

また、単純に球速を上げるためには筋力も必要になってきますが、それは少年野球では必要なく体の出来上がった高校生以降に行うことをおすすめします。

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