懲罰交代に意味はあるのか?
こんにちは
BASEBALL FUTUREです。
今回は懲罰交代についてお伝えしていきます。
目次
懲罰交代に意味はあるのか?
懲罰交代という言葉を知っているでしょうか?懲罰交代とは試合中にミスをした選手をその瞬間にベンチメンバーと交代させることを指します。例えば内野手がエラーをしてしまった瞬間にベンチの選手と入れ替えるなどです。こうして書いてみると試合に勝つためにはミスをした選手を変えるのは当たり前のように感じてしまいます。しかし、打席時に代打を送られるならまだしも、わざわざミスをした直後の守備中に変えられるとなると選手としてはかなりの屈辱であり選手によっては精神的に深いダメージを追うことになります。
懲罰交代は「ミスをすれば変えられてしまう可能性がある」という気持ちから競争意識を高める効果はあるのかもしれません。また変えられた屈辱をバネにさらなる成長を遂げてほしいという監督からのメッセージであるかもしれません。
ですが、私が監督をするのであれば懲罰交代に見えるような交代のさせ方はしないかもしれません。
ミスを挽回できるのが野球
野球というスポーツは激しいチーム内競争がつきものです。その為同じポジションの選手がミスをすれば必然的に同じポジションの他の選手にチャンスが回ってくるものです。そうした競争意識があるからこそ個々のレベルも上がっていくのです。
ですが守備でミスをしたらすぐ交代という懲罰交代のようなやり方は個人的にあまり好きではありません。それはやはり選手側としてプライドを大きく傷つけられてしまうからです。小さいプライドなんか捨ててしまえとよく言われますが、それでも選手は自分のプレーにはプライドを持つべきでありそうしたプライドがあるからこそ厳しい練習に取り組んでいけるとも思っています。
簡単に懲罰交代とするよりも、ミスをした後にどのようなプレーができるのかという点に個人的にはとても興味があります。もしかしたらミスをした後にそれを挽回するようなファインプレーで得点を防いでくれるかもしれない。もしかしたらミスをした後の打席でそれを帳消しにするホームランを打つかもしれない。こうしたことを想像するだけでも野球好きの人であれば、熱くなるものがあると思います。私自身もミスをしてしまった時は常に挽回してやるという気持ちで守備や打席に臨んでいました。
実際こうした自分のミスを挽回するようなプレーがでた時にはチーム全体が盛り上がる為、試合展開が大きく変わる可能性があるでしょう。
替え時は慎重に
このような理由からあくまで個人的な意見ですが、ミスをした場合でもせめて次のプレーまでは交代させずに挽回のチャンスを与えてあげることをお勧めします。もちろん競争の世界なので打席が回った後は打ったとしても打たなかったとしても次の選手に交代をさせ競争意識を高めたり、他の選手にチャンスを与えたりすることも重要だと思います。
ps.ピッチャーの場合は途中降板のほとんどが懲罰交代といっても良いでしょう。なぜならば点を取られなければ交代する理由がほとんどないからです。しかしピッチャーの場合は打たれて降板しても懲罰交代といったイメージはなく、よく投げたというような印象があり拍手まで起きるケースがあります。この違いはなかなか表現が難しいですがそれだけ投手というポジションが特殊だということを表していると思います。
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