本当のチームワークと馴れ合い
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
あっという間にゴールデンウィークも終わり、5月も中旬です。
5月病という言葉がありますが、野球をやっている選手にとっては、ゴールデンウイークはほとんど試合や練習だったので、あまり関係はないかもしれませんね。
4月から1年生として進学をして、新たなチームに入ったという選手もそろそろチームにも慣れてきて、チームメイトともコミュニケーションが取れてくる時期ではないでしょうか?
チームに馴染んでいくことは、チームスポーツにとっては一見良いことですが、実は一歩間違えば悪影響もあるのです。
それは馴れ合いです。
4月にチームに入部した時は誰もが高い志を持ち、練習に全力で打ち込んでいきます。
しかし、徐々にチームの練習や勝手がわかってくると、そうした高い意識は薄れていく選手が増えてきます。
そうした時に、
意識の低くなってきた選手同士が一緒に行動をするようになると、危険かもしれません。
それは一緒に楽な方を選んでしまうからです。
気づけばそうした低い意識がチームへと広がっていってしまいます。
3年間そのままということもあるでしょう。
このような馴れ合いは、どこのチームにでもよくあることですが、それでは強いチームにはなれません。
強いチームになるためには、こうした馴れ合いではなく、本当の意味でのチームワークが必要です。
良いチームワークを作る。
まず一つ目は、常にチームメイトに対する競争意識を持っていることです。
「〇〇には負けられない」、そうした気持ちを常に全員が持ち続けていたらどうでしょうか?
間違いなくチーム力は上がっていくでしょう。
その相手は同級生であっても同じポジションを争う先輩であっても構いません。
ダッシュでも、長距離走でも、ノックでも、バッティング練習でも、自主練習の量でも、相手には負けないという気持ちを持ち続けましょう。
次に大切なことは一人で行動する強さです。
チームスポーツである以上、チームで練習を行うのですが、それでも練習メニューによっては一人で練習を行うことがあるはずです。
長距離走やストレッチ、ダウン走や課題練習など、こうした時に常に誰かと一緒に行動をしてしまってはいませんか?
長距離を走る時も、速い相手に必死についていくことはいいことですが、
ただダラダラと誰かと一緒に走っていても、得るものは少ないです。
ダウン走やストレッチなども同じです。
二人一組で行うこともありますが、フリーで行うことができる時は誰とも話さずに一人黙々とメニューをこなしましょう。
ダウン走では自分の体の状態を確認しながら走ったり、ストレッチでは体に違和感がないか?どうやったらもっと可動範囲が広がるのか?
そうしたことを考えながら、意識高く行なっていきましょう。
弱いチームを観ると、こうしたフリーの時間に必ずといっていいほど
集団でかたまって、話しながらストレッチなどを行なっています。
これはチームワークでもなければ団結力でもありません。
ただの馴れ合いにすぎません。
誰かについていくのではなく
一人で行動する強さを一人一人が持ちましょう。
そして最後に大切なのは
声かけです。
全体練習などで行う辛いトレーニングが、毎日のように続くというチームもあるのではないでしょうか?
そうした時に練習への慣れが出てくると自分に負けてしまい、手を抜いてしまいます。
こんな時こそ周りで声を掛け合い、一緒になって辛い練習に立ち向かっていきましょう!
手を抜きそうな選手がいれば、さりげなく声をかけてあげましょう。
そうした声をかけることで、自分自身もそう簡単には手を抜けなくなるはずです。
自分が頑張り切るためにも、声かけを行なっていきましょう。
これからの夏に向けた3ヶ月がチームの雰囲気を作っていきます。
雰囲気次第では、チームは強くも弱くもなってしまいます。
ぜひあなたが先頭を切ってチームを引っ張っていき、本当の意味でもいいチームワークを築いていってもらいたいと思います!