野球の基本ルール11 守備のカバーについて

こんにちは
新宿区マンツーマン野球レッスン
BASEBALL FUTUREの依田です。

今回は初心者向けに守備のカバーについてお伝えをしていきます。

目次

カバーとは?

守備の基本であり重要な役割を担うのがカバーです。しかし基本でありながらも意外と徹底しきることが難しく大事な試合でカバーのせいで負けるということも起こり得ます。

逆にカバーを徹底しきることができるチームはリスク管理がしっかりとできており隙のない良いチームと言えるでしょう。

では具体的にカバーとはどのようなものなのか?
具体例を挙げて考えていきましょう。

①打球のカバー

守備のカバー

まず基本となるカバーは打球のカバーです。例えば内野の正面にゴロが飛んだ時、内野にミスがなければそのままゴロをさばき一塁へ送球をしてアウトに取ることができるでしょう。

しかし、内野がもしかしたらボールを捕れずに後ろにそらしてしまうかもしれません。この時外野手がもし内野手がボールを捕ると思い込んで一歩も動かずにいたらどうなるでしょうか?

おそらく打球はそのまま外野も抜けてバッターは2塁→3塁へと進んで行ってしまうでしょう。ここで大切なのがカバーの意識です。

どんなに内野が捕れそうだと思っても必ず打球の方向へと足を運び内野がボールを後ろにそらした時に備えておきましょう。

この打球のカバーは内野同士、外野同士でも徹底しなければいけません。

三遊間に飛んだ打球であればサードがボールを捕りにいった場合はショートがその後ろに回り込んでサードのカバーをします。

右中間に飛んだ打球であればライトがボールを捕りにいった場合はセンターがその後ろに回り込みライトのカバーを行いましょう。

②送球のカバー

守備のカバー

このカバーは打球だけではなく送球に対しても行う必要があります。ショートゴロを例に考えていきましょう。

まずショートゴロが飛んだ時その後ろにいるレフトとセンターは打球のカバーに入ります。

そしてショートが捕球をすると一塁へと送球を行うので今度は一塁への送球が逸れた時に備えて一塁の後ろにカバーが必要になります。
ここのカバーに行くのはライト、セカンド、そしてキャッチャーです。

このカバーを行わない場合、送球が逸れてしまった時にランナーは2塁まで進んでしまいます。しかしカバーをすることでランナーを1塁で止めておくことができるのです。

③ベースのカバー

ランナー一塁のバント

最後はベースへのカバーです。

こちらは様々なケースがあるのでその一部を紹介していきます。

1塁ベースカバー
ランナー1塁でのバントのケース。バントが転がればファーストは打球を捕りに向かいます。この時1塁ベースがガラ空きになってしまうのでセカンドが1塁ベースにカバーをして野手からの送球に備えます。

2塁ベースカバー
2塁ベースはセカンドとショートがいるのでお互いがカバーしあいながら守ります。しかし、状況によってはそのほかの選手がセカンドに入ることもあります。例えばセンターとセカンドショートの間にフライが飛んだ場合通常であればセンターとショートもしくはセカンドのどちらかの二人が打球を追いかけます。そして打球を追わなかったショートもしくはセカンドのどちらかが2塁のベースカバーに入ることでバッターランナーの進塁を防ぎます。

しかしこの時にセカンドもショートも打球を追ってしまうと2塁には誰もいない状況になってしまいます。そして打球が落ちてヒットになれば2塁に誰もいないのでバッターランナーは2塁を狙ってくるでしょう。このような場合はその状況をみて臨機応変にカバーに入る必要があります。ピッチャーやサードが2塁にカバーに入ることでランナーの進塁を阻止しましょう。

まとめ

カバーは主にこの3種類の中でそれぞれ打球やランナーの動き、味方野手の動きに合わせて臨機応変に対応をしていく必要があります。またセオリーはあっても正解はないのでチームごとに考え方が分かれることもあるでしょう。ただし大切なことはカバーの位置があっているあっていないではなく、まずはカバーの意識を常に持ち続けることですので忘れないようにしておきましょう。

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