なぜ冬は怪我をしやすいのか?

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

寒い冬の時期になると増えてくるものがあります。それが肩や肘、膝など関節部分の怪我です。怪我してしまうと、たくさん練習ができる大切な冬の時期に、周りと大きく差がついてしまうでしょう。

怪我は成長期に当たる選手など、関節がまだしっかりとしていない選手に多く見られます。今回はどうして怪我をしてしまうのか、そして、怪我を予防するために考えておくべきことをお伝えします。

まず怪我してしまう原因ですが、一つはアップ不足です。アップの目的の一つとして、体温を高めることが挙げられます。ここで知っておくべきことは、関節には骨と骨の間の動きを滑らかにするための液体が存在していることです。アップによって体温を高めると、この液体の温度が高くなります。それにより関節を滑らかに動かすことができるようになるのです。

つまり裏を返せばアップが不十分だと、関節にある液体の温度が高まらないため、関節の動きが悪く、骨と骨の衝突が起きてしまい、怪我に繋がってしまうのです。冬の時期、怪我しやすいのは、まさに、外気温が低いせいで、体温が上がりづらいためです。

こうした原因を理解していると、いかにアップが大切か、納得できると思います。
怪我との密接な関係を考えないで、アップが不十分なままキャッチボールやピッチング練習にすぐに移ってしまうという光景を、よく目にしますので、注意したいです。

アップで体が全体的に温まっていると感じていても、キャッチボールなどに最も重要な、肩周りの関節や肘の関節はまだ温まっていないこともあります。こうした状況を防ぐためには、全身のアップだけではなく、キャッチボール前には、十分すぎるほど肩肘の周りを動かすことで、関節を動かせる状態にしておくことが必要なのです。

ただしキャッチボールの準備では、ストレッチのしすぎにならないように気をつけなければなりなせん。ストレッチは怪我を防ぐためには大切ですが、プレーの前にあまりにも筋をストレッチさせ過ぎてしまうと、筋が伸び過ぎてしまい、本来の力を発揮できなくなります。ですのでキャッチボール前に行うストレッチは、ゆっくりと体を伸ばすようなもの
ではなく、腕や肩を回すなどの、動きのあるものが効果的です。

そして練習が終わった後には、ケアのために十分に体を伸ばすようなゆっくりとしたストレッチを行うようにしましょう。

一度怪我をしてしまうと、練習ができなくなること以上にたくさんのデメリットがあります。怪我してから後悔をしないためにも、怪我の原因と予防策を正しく理解しておきましょう。

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