大事な試合の打席で考えるべきこと

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

高校野球の夏の大会が各地で繰り広げられ、連日熱戦の模様が伝わってきます。
サポートしているチームの試合を、私も何度か応援にいきました。
試合を見ていて思うことは、打席に立った時に選手一人一人が何を考えてそこに立っているのか?ということです。

守備や走塁と違い、バッティングには好不調が出やすいものです。
大量得点した次の試合に、無得点で負けるということもよくあることです。
一発勝負の夏の大会の場合、メンタル面も大きくバッティングに影響を及ぼすため、一度劣勢になると思うようにバッティングができない場合があるのです。

しかしそんな中でも一人一人が冷静に状況を分析し、打席で自分のできる役割をこなすことができれば、チームの勝利に繋げることができるでしょう。

今回はそうした大事な試合の打席で何を考えるべきか、考えていきましう。

まず考えるべきこと、それは試合状況です。

負けている状況なのか?
勝っている状況なのか?
試合は序盤、中盤、終盤なのか?
塁状況。アウトカウント、
試合の流れ

これらを整理してみると自分の役割が見えてきます。

例えば負けている中盤戦であれば、何が何でも塁に出る必要があるでしう。
もちろん勝っている場合でも、流れが悪かったり、単調な攻めになっていると感じれば、流れを引き寄せるために塁に出る必要があります。

塁に出るために何を考えること。ひとつには、自分の実力とその日の調子、さらには相手ピッチャーの実力と調子です。
自分の実力と相手の実力を考えた時、どれくらいの確率で打つことができそうか、考えます。

その判断材料となるのは、その日の自分の調子です。
これは感覚的なものとか、前の打席の結果で意外にいいとか、悪いとか考えてもよいでしょう。
調子が良く相手のピッチャーも連投で球威がないと感じれば積極的に打ちにいくことが良いでしょう。チームが勝っている押せ押せの状況では自分の打力にかけてもいいと思います。

しかし相手の実力や調子、自分の実力や調子を比べてみて、今日は打てそうにないと感じたら、あなたならどうしますか?
おそらくこの分析すら打席でできていない選手がほとんどです。
試合の中で役割を考えることができる優秀なバッターの場合、不利な状況でも様々な工夫をし、それが、たとえ結果が思い通りにならなかったとしても、チームに落ち着きと、勇気を与えます。

オーソドックスな方法は、バットを短く持ちミート率をあげること。
次に自分の前の打席結果から配球を予測し狙い球を絞る。
さらに守備体系を見てヒットを打てそうなゾーンを探る。
最後の手段としてフォアボールを狙う。

このように色々な方法を選択することができます。
試合を見ていると、多くの選手がこの分析をできずに、何打席もまさに無謀とよべる状態で、工夫なく打ちにいってアウトになってしまっています。

私も高校生の時こうした分析ができていたかというと、おそらくできてはいませんでしたが、同じような失敗をチーム単位で繰り返していれば、劣勢から試合をひっくり返すことは不可能でしょう。

中盤戦からでも、一人一人が、打席での戦い方を変えることができると、得点のチャンスは広がって、打線として機能しはじめるので、取り返しのつかないと思える点差で終盤戦を迎えるという、悔しい事態を避けることもできるものです。劣勢のときでも、是非、打席で頭を整理して、最大限のパフォーマンスを発揮して欲しいと思います。

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