イチロー選手が教えてくれたこと
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
先日、野球界の偉大なスーパースターであるイチロー選手が引退を決断しました。
イチロー選手の活躍や、これまでの記録はあなたもよくご存知かと思いますが、改めてイチロー選手が私たちに何を伝えてくれたのか、何を教えてくれたのかを考えてみましょう。
1,準備を怠らないこと
イチロー選手といえば、徹底した自己管理と試合に臨むまでの準備/ルーティーンが有名です。
レギュラーであっても、立場が変わり控えに回っても、万全の準備を常に整え続けた上で試合に臨んだからこそ、この結果がついてきたのでしょう。特に昨シーズンの初めに、一旦試合に出なくなってから、今年の開幕までの間も、準備を怠らなかったのがとても印象的です。
2,継続することの難しさと大切さ
28年間という長い現役生活の間、年齢を重ねても、ほとんど体型を変えることなく維持し続けたというのには本当に驚きです。28年間行われてきた日々のトレーニング、おそらく28年間やってきた本人にしかその難しさは分からないでしょう。しかしイチロー選手が残してきた記録を振り返れば、継続することの大切さは伝わったと思います。
3,努力を努力と思わないこと
そんな準備を継続し続けたイチロー選手ですが、はたから見れば物凄い努力をしていると感じることでしょう。実際に私もそう思います。しかし、イチロー選手からすれば、練習することを努力と感じている状態はあまり良い状態とは言えないとのこと。努力を努力と思わないということは、食事や睡眠など生活の一部として、練習を捉えていたということでしょう。
4,変化を恐れないこと
準備やトレーニングを継続していた一方で、バッティングフォームは毎年のように変わっていきました。時にはシーズン中であっても、大きくバッティングフォームが変わることもありました。
日本球界で7年連続の首位打者や、海を渡ってからもメジャーで数々のタイトルを獲得していながらも、常に上を目指して恐れずに変化を続けたことが、長く活躍した秘訣かも知れません。
5,日本の野球が世界で通用すること
イチロー選手は日本人で初めて野手としてメジャーリーグに挑戦をしました。
その当時、MLBとNPBの差は冗談ではなく本当に子供と大人ほどあると言われていました。
日本で飛び抜けた実績があるイチロー選手といえど、メジャーリーグからは懐疑的な目を向けられていました。また海外からだけではなく、日本国内からも活躍を不安視する声が多かったと思います。
しかし、イチロー選手は移籍1年目で完璧な回答を記してくれました。
首位打者
新人王
MVP
盗塁王
ゴールデングラブ賞
この活躍で、日本の野球が世界でも十分に通用することが証明され、この後数々の日本人野手が
メジャーリーグに挑戦していくきっかけとなりました。もし、イチロー選手がMLBで活躍できて
いなければ、もしかしたら大谷選手は今も日本でプレーしていたかも知れません。
6,野球の神様
イチロー選手の活躍として深く記憶に残っていることとして、WBCでの活躍は欠かせません。
第1回大会では、圧倒的なリーダーシップと成績を残し、文字通り日本を初代王者に導いてくれました。アメリカ戦での先頭打者ホームランは、まさにイチロー選手のリーダーシップを象徴したものでした。一方前回王者として挑んだ第2回大会では、極度の打撃不振に陥りました。
日本中の期待がプレッシャーとなり、イチロー選手にのしかかりました。
しかしチームが勝ち上がるにつれて、徐々に復調の兆しをみせ、最後は韓国との決勝戦で、あの伝説的な決勝タイムリーヒットが生まれました。
ここまで度重なるチャンスに凡退してきたイチロー選手が、ここ一番で最高の仕事をするというシナリオを、誰が思い浮かべたでしょうか?あの場面は野球というスポーツに真摯に取り組んできたイチロー選手に野球の神様が微笑んだ瞬間でした。イチロー選手の行動や姿勢は本人が多くを語らずともこれからの野球選手に大きな影響を与えてくれました。
1,準備を怠らないこと
2,継続することの難しさと大切さ
3,努力を努力と思わせないこと
4,変化を恐れないこと
5,日本の野球が世界で通用すること
6,野球の神様
選手として第一線を退いたイチロー選手の今後のキャリアにも注目です。