人間は野球をやる為に設計されていない?

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
スポーツに怪我がつきものです。

プレーをする中で、様々な部位に負荷がかかり、その疲労が蓄積していくと、怪我する原因になってしまいます。怪我をして一番もどかしいのは、野球ができないことです。しかしながら練習が満足にできない期間は、辛い練習以上に辛いのではないでしょうか?

私も現役中に色々な怪我をしました。中学生の時には肘を、大学生の時には肩や足そして腰を故障し、練習に参加できない期間がありました。
怪我をしてしまうと、おとなしくして練習を見ているしかありません。その間にも、チームメイトや相手チームの選手は練習をしていると考えると、焦りも出てきてしまいます。

特に中学生の頃は伸び代がたくさんあり、周りの成長も早いので、練習に参加できないことによるストレスは相当なものでした。そのため少しでも症状が改善されるとすぐに練習に復帰してしまい、痛みが再発してしまうことも経験しました。
こうした悪循環に入ってしまわない為にも、自身の体には細心の注意を払う必要があります。

もちろんどんなに注意をしていても、野球をやっている以上、怪我をしてしまうことは
あるでしょう。それは、そもそも人間の体が野球をするように設計されていないからです。野球は人間が考えたスポーツなので、人間しかプレーしないのですが、そもそもを考えると、野球が生まれたのは人類の歴史から考えれば、最近のことであり、大昔から野球があったわけではありません。

その為、野球の中で行われるバットを繰り返し振ったり、ボールを何球も投げたりといった動作は想定されていない為、負荷がかかればかかるほど体に負担がかかり怪我をしてしまうのです。

その証拠にプロの世界でも速い球を投げる選手ほど、体がその負荷に耐えきることができずに、怪我をしてしまいます。メジャーで活躍している田中将大投手、前田健太選手、ダルビッシュ有選手、大谷翔平選手。以上の選手もいくら良いフォームでボールを投げていても速い球を投げる分、体には相当な負担がかかっていると予想されます。
それが故障につながってしまうのです。

このように野球選手にとって怪我はつきものですが、それでも対策はいくらでもあります。この対策を打つことで、怪我のリスクを減らしたり、怪我をしたとしても重症とはならずに、軽症で済ませることができたりします。

その対策の考え方の一つが予防です。
怪我をしてから治療の努力をするのではなく、怪我をする前に怪我にならない努力をする考えからが大切です。予防の方法はいくつかあります。まずは練習前のストレッチやアップです。特に小さい頃はアップ無しでも体が動くと感じてしまう為、ストレッチやアップを簡単に終わらせてしまいます。

しかし、当然ですが適切なアップをしなければ、体は準備ができていない為、怪我のリスクを高めてしまいます。また特にキャッチボールを行う前のストレッチなどは丁寧に行って欲しいと思います。

少年野球や中学野球、高校野球をみても、投げすぎという問題もありますが、その前にまず肩回りの筋肉や関節に対するケアが不足しています。
先ほどもお伝えしたように、そもそも人間はボールを投げることを想定して体を設計されていません。その為、ボールを投げれば投げるほど体には負担がかかってしまいます。だからこそ、ボールを投げる前には必ず肩回りのストレッチや柔軟性を高めておくことを忘れずに行いましょう。

次に大切なのは練習後のケアです。
体は練習を続ければ続けるほど、疲労が蓄積してしまいます。そうした疲労を蓄積してしまわない為にも、練習後には必ずダウンや入念なストレッチを行うことを習慣としましょう。
特に激しいトレーニングなどを行った後は、体が疲れてしまっている為、ダウンをするのが辛く感じるかもしれません。しかしそのまま放っておくと、逆に疲労は溜まったままになってしまいます。

ゆっくりでいいのでストレッチなどと合わせて軽く5分くらい走ることで、血液が循環し、体の老廃物を取り除いてくれます。その結果、疲労を残さずに次の日の練習に取り組むことができるようになります。いくら疲れていてもダウンを忘れずに取り入れるようにしましょう。

最後に大切なことは日々の意識とケアです。
練習前のアップやストレッチ練習後のダウンだけでは体をケアするには不十分です。
完璧はありませんが、少しでもリスクを減らす為には日々の意識が大切です。
例えば日頃から負担がかかりやすい部位、特に腰や肩、肘に気を配り、可動域や柔軟性を高めておく。また定期的に整体などに通うなどして、全身のケアをしておきましょう。

身体は普段は何も感じないかもしれませんが、怪我をしてから初めて身体の大切を知ることになるでしょう。

今回紹介した予防は、やっている人とやっていない人では大きな差が出てきてしまいます。怪我をしてから後悔しない為にも今から細心の注意を払いましょう。
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