メンタル面が試合を大きく左右する〜ヤクルトの連敗から学べること〜
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
メンタル面が大事、精神を鍛える、このような言葉をあなたも聞いたことがあると思います。
スポーツに限らずですが、勝負事でメンタル面は重要とされ、野球においても試合の結果に大きな影響を及ぼすことがあります。
私も色々なチームを訪問し、選手の成長を見ていると、一見体格や技術では劣っているように見えるが、メンタル面では素晴らしい選手は目を惹き、実戦となると必ずと言っていいほど結果を残してくれるのです。それも大事な場面や大事な試合で活躍してくれるため、監督であれば使いたくなるだろうと、理解できてしまいます。
反対に技術的にも体格的にも良いものを持っているにも関わらず、どうしても試合や実戦で活躍できない選手も多く目にします。こうした選手は頑張っていることは伝わってくるのですが、悩みすぎたり考えすぎたりするためか、空回りをしてしまっているようです。
先日ヤクルトが16連敗からついに脱出しましたが、プロ野球の世界でも、メンタル面や精神面が試合結果に大きな影響を及ぼすことがあるのだとの感想をもちました。普通に考えればそれまで上位を走っていたチームが
いきなり16連敗するということは考えられません。
ましてや拮抗したレベルにあるプロ野球球団でこのようなことが起こることは稀でしょう。なぜこのようなことが起こってしまったのかというと、そこにメンタル面が影響していたのではないでしょうか?
連敗のはじめはそうではなかったかもしれませんが、連敗を重ねるうちにチームの雰囲気は必然的に悪くなっていきます。加えてメディアやファンからのプレッシャーも選手たちに大きくのしかかったことでしょう。
精神面への圧力が悪循環となり、連敗が次の敗戦を呼び、負のスパイラルへと陥ってしまったのでしょう。
そうした理由がわかっているからこそ、ヤクルトのベテラン選手はチームの雰囲気を少しでも変えるために
様々な行動を起こしたようです。
その甲斐もあり、やっとのことでこの負のスパイラルから脱出することができました。
おそらく実力的にはそこまで差はないので、一度勝ってしまえば、これから先このような大型連敗をすることはないのではないでしょうか?
高校野球もこれから夏の甲子園へ向けた戦いが始まってきます。
甲子園を戦ってきた選手たちの話を聞くと、口を揃えて語るのが夏の大会で勝ち上がるのは実力ではなく
「どれだけ勝ちたいと強く思っているか」
ということだそうです。
もちろんそうした気持ちを強く持てるチームというのは、それだけの厳しい練習を積んできたチームだからこそだとは思いますが、やはり相手が強豪校だからと言って気持ちで負けていたら勝機はないでしょう。
これまで公式戦で思うような結果を残せていないというチームは、大会に向けてチームの心を一つとし必ず勝ち上がっていくという強い気持ちを改めて高めて、大会に臨んでほしいと思います。