練習はパズルの〇〇○に過ぎない
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
選手として試合に出場するためには、チーム内の競争を勝ち抜く必要があります。
しかし強豪チームであればあるほど、チーム内競争は激しく厳しいものです。
そうした競争に負けずに、試合に出場するには、周りの選手よりも抜き出た存在である必要があります。選手として様々な引き出しや技術・考え方を身につけるだけではなく、練習の段階で既に試合で活躍できるレベルである必要もあります。
ここでまず知っておいて欲しいことは、普通に練習をしているだけでは試合で活躍はできないということです。どうすれば試合で活躍できるレベルに到達することができるのでしょうか?それは練習で培った技術や考えを自分なりに組み合わせることです。
ジグソーパズルを想像してみましょう。数多くのピースを組み合わせることで、大きな絵が完成していきます。通常の練習で身につくものはピースの一つ一つに過ぎません。練習をすることでピースをたくさん作ることができます。しかしそれがまとまった絵を描くまでに、一つ一つ組み合わせていかなければ、試合で通用するような技術には到底、ならないのです。おそらく小学生の頃から、数多くの練習をしてきたにも関わらず、なかなか試合で活躍ができていない、試合に出場する機会がない、という選手はこのパズルのように、ピースはたくさん揃っているのに、組み合わせることができていない状況にあるのかもしれません。
そうした選手はぜひ今一度、あなたが今までの練習で作り上げてきたピースの数々を思い返してみましょう。バッティングでいえば
・スイング力
・ミート力
・インコース/アウトコースへの対応
・飛距離
・バントなどの小技
守備で言えば
・守備範囲
・送球の正確性
・送球の強さ
・打球予測
・状況判断力
走塁においても
・単純な走力
・判断力
・盗塁技術
・相手へのプレッシャー
このようにして、一つ一つ今までに練習をしてきた項目を上げていくと、身についているはずなのに活用できていない技術がたくさんあるのではないでしょうか?
振り返ってみると「この技術はここでも使えるかもしれない」「もっとこういう考え方も
出来るかもしれない」と、次々にピースが組み合わさり、少しずつ試合で通用する技術に
なっていきます。
このようにパズルを組み立てていく能力は、野球センスともいえるでしょう。
つまり野球センスの高い選手ほど、練習で身につけた技術や考えをすぐに試合で使うことができてしまうのです。
練習を今まで真面目にやってきた選手ほど ”ピース” 自体、多く持っていますので、試合で活用できるように組み立てはじめれば、あっという間に大きな ”絵” が完成してしまうかもしれません。そうすれば練習を怠っている選手をあっという間に追い抜き、試合で活躍できるようになるかもしれません。
あなたは大丈夫でしょうか?練習で習得した技術のピースが、宝のもちぐされにはなっていませんか?または逆に野球センスの良さから、ある程度の ”絵” ができていて活躍できていることで満足し、基礎的な練習で引き出しを増やしていくことを怠ってはいませんか?もっと大きな ”絵” にできるチャンスを逃さないためにも、地道な練習を重ねてたくさんのピースを作り出し、より大きな絵の完成をめざしてみてください。