小学生には〇〇をさせるべき?
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
野球を始めるのは、ほとんどの選手が小学校時代からだと思います。
はじめのうちは覚えること多く、なかなか上手くいかないことがたくさんあると思います。
だからこそ練習をしているのですが
実は小学生のうちは、毎日毎日野球だけを練習をしてしまうと、あまりよくはないのです。
それはまずは基本的な体を動かす能力が備わっていないからです。
体の運動神経が発達していないにも関わらず、野球の練習だけをしてしまうとそのまま運動神経が成長しないまま、体だけが大きくなってしまい、
よく言われる「不器用な選手」になってしまいます。
「運動神経抜群」、そう言われる人はどんなスポーツをやったとしても
それほど練習をしなくてもある程度、経験者の見よう見まねでプレーができてしまいます。
それは体を動かす能力が、他の人と比べて優れているからです。
そうした運動神経が備わっているからこそ練習をすることによって、さらに野球が上手くなっていくのです。
ではなぜ野球ばかりをしていると、運動神経が上がらないのでしょうか?
それは野球が他のスポーツよりも道具を使うスポーツだからです。
グローブやボール、そしてバットなどプレーの中でたくさんの道具を使って行われるのが野球です。
他の競技を見てみると、サッカーやバレーボールは基本的にはボールのみ
テニスや卓球はボールとラケット、このように野球は他競技に比べると、少しだけ道具を多く使うスポーツであるといえます。
道具を使うということは、道具の分だけプレーに重さが加わります。
実はここに問題があるのです。体が小さいうちというのは、筋力も低いため
重い道具を扱うことが苦手です。
それでもなんとかバットなどを操ろうとしますが、逆に操られているような形になってしまいます。それは道具を動かすことに集中するあまり、全身を使わずに道具に触れている腕や手だけを動かしてしまっているからです。
運動神経というのは、体全身のバランスや連動をスムーズに行わせるものです。
しかしこのように手先だけを動かしていても、運動神経は上がっていかないでしょう。
例を出して考えて見ましょう。
サッカーの場合、ボールを追いかける時に全身を使って走ると思います。
野球の場合は、守備でボールを追いかける時、初心者はだいたいボールを
グローブで掴みたいため、全身を使って走らずに、グローブを出して腕を強く振らないまま走ってしまう選手をよく見かけませんか?
これでは全身の運動にはなりません。
またグローブはどちらかという軽い方ですが、バットのように重いものとなるとさらに全身を使わなくなる傾向にあります。
バットを出すことに集中するあまり、下半身や上半身が全く動かずに腕だけで打ってしまう
いわゆる手打ちが初心者に多いのはこのためです。
テニスや卓球またはバドミントンは、野球と同じようにボールやシャトルを道具で打ち返す競技ですが、バットに比べるとラケットは軽いため操作がしやすいです。そのため手先だけにならずに、体全身を上手く使うことができます。
また、サッカーなどは道具を使わずに、ボールを自分の足で蹴ります。
これはもちろん自分の足なので操作がしやすいはずです。
また走りながらボールを蹴るので、何も気にしなくても全身を使ってボールを蹴ろうとするはずです。
こうして考えると、運動神経をあげようと思ったら、野球だけをしていては
まずいと気づいたはずです。
特に運動神経はゴールデンエイジと言われる小学生の時期までに大きく成長していきます。
なので大きくなってから、運動神経をあげようと思ってもなかなか上手くは上がらないのです。
運動神経を小学生のうちにあげておきたいと思うのであれば、ぜひ全身を使うような他のスポーツをやる時間を一週間のうちに少しでも作っておくといいかもしれませんね。