指導者として
選手をサポートする側に
回ってみると今まで選手として
野球をしていた頃は
見えなかった部分が色々と
見えることがあります。
 
その一つが
サポートする選手
それぞれの成長の速さです。
 
ここでいう成長とは
選手の体格的な成長とは
関係なく
あくまで技術的な成長のことです。
 
もちろんある程度体格的にも身体的にも
成長をしなければ身につかない
技術もあるのですが
 
大まかに同じくらいの
体格、身体能力を持っている
選手にも関わらず
どんどん上手くなっていく選手と
そうではない選手がいます。

成長のスピードはその選手
それぞれだと言ってしまえば
それまでですが
やはり野球を練習をしている以上
どの選手もうまくなりたいと
思っているはずです。
 
ではこの差はどこに
生まれているのでしょうか?
 
指導者の立場から見ると
やはり成長が速い選手には
ある共通点があります。
 
それは
アドバイスをちゃんと聴いている
ということです。
 
「それだけ?」
疑問に思うかもしれませんが
本当にそれだけで差がついていって
しまうのです。
 
ただしここでいう
「アドバイスを聴く」ということには
段階があります。
 
全く話を聴いていないのは
問題外の0段階として
 
まずは話を聞いている
というのが第1段階です。
 
これはそのままの意味で
監督やコーチに言われたことを
とりあえず聞いている
というレベルです。
 
ここまではできている
あなたもできているのでは
ないでしょうか?
 
この次の第2段階にいくと
その選手はアドバイスを聴き
その意味を理解しようとする」
というレベルになってきます。
 
ただ話を聞いているだけでは
正直にいうと全く
意味がありません。
 
話を聴いてその意味を
自分で理解しようとして初めて
アドバイスの意味があるのです。
 
ここまでできてくると
その選手は成長が周りよりも
速くなっていくでしょう。
 
しかしさらに成長が
速い選手がいます。
 
そうした選手は
まずアドバイスを聴き
その意味を理解し
それをすぐに実行に移し
そして同じことを
2度指導者に言わせない
 
ここまでをセットで
やってきます。

できるようになるまで
根気強く
選手に同じことをいってあげる
コーチもたくさんいるでしょう。
 
しかしそれで周りと差が開く一方です。
 
まさにその意識の差が
そのまま成長速度の
差となってあらわれてくるのです。
 
高校生にもなると
そうした意識の高い選手が
多くなって来ると思いますが
小学生くらいの選手では
意識には差が出てしまうでしょう。
 
これは仕方のないことと
思うかもしれませんが
 
最後に困るのは
監督、コーチではなく
あなた自身です。
 
気づいた今から
そうした成長するための
アドバイスの聴き方を実践できれば
体も成長していき
技術と体が整い
才能が開花して行くことも考えられます。
 
その時のためにも
こうした聴く能力を
今から身につけていきましょう。
 

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