このサービスを通じて叶えたいビジョンは大きく3つあります。

 

1・野球選手の総合的なレベルアップ

これまでの日本の高い野球レベルを支えてきたのは野球人気による競技人口の多さや圧倒的な練習量でした。しかし 少子化の波やスポーツの多様化によって近年競技人口は激減しており、せっかく野球を始めた子供たちも非効率な練 習に耐えかねて野球から離れてしまうことも珍しくありません。このままでは日本の野球は衰退していく一方ではな いでしょうか?

これから先の野球界を守っていくためには今の時代に合わせたより効率的な練習や指導体制が必要です。その第一歩 となるのが「選手の能力を測定する習慣」だと私は考えています。普段の野球の練習を思い浮かべてください。そも そも定期的に能力を測定する機会が少ないのではないでしょうか?その結果基準がないので選手は練習により成長した のか成長していないのかが分からずモチベーションも保ちづらく、また改善も難しくなっています。

ですがBASEBALL FUTUREのデータベースシステムが浸透することで全国の野球チームで「測定」をすることが当たり前となっていきます。足の速さや、肩の強さ、 球速など簡単な数値を計測していくことで選手はまず「現在地」を知ることができます。この測定結果が基準となり、1ヶ月後、半年後、1年後の成長度合いを測ること ができます。

これにより「どのように成長したいのか?」という目標を建てることができ、「どのような練習をするのか?」といった計画を作ることができます。そし て成果がみれなければ練習方法や量などを改善させていくことも可能です。このような「測定」「目標」「計画」「修正」といった成長に必要な効率的サイクルが回り 始めます。

またランキングによる比較も可能となり、チーム内競争や全国のライバルとの競争意識を植え付けることができます。そうすれば必ず練習方法も変わってきます。足を速 くするにはどうしたらいいのか?柔軟性を高めるには?肩を強くするには?従来のいわゆる「精神論」や「根性論」といった古い体質から徐々に抜け出していくために もこのサービスを通じて測定の習慣を日本の野球界に植え付け技術力の向上に繋がってくれればと願っています。

2・自ら発信していく時代へ/勝利至上主義からの脱却

今やスマートフォンを使えば誰でも簡単に自分のプレーを撮影することができます。 その撮影した動画を選手自らが発信していくことができれば全国どこにいてもアピール ができる時代です。アメリカでは既に選手自らがプレー動画を発信していくのが当たり 前となってきており、ピッチング動画1つでMLBと契約する選手も現れてきました↓

また昔はプロ野球中継をみてプレーを学ぶ機会が多かったですが、今では地上波の中継が激減し良いプレーを観る機会は以前に比べると少なくなってしまいました。
しかし発信するのが常識となれば動画を撮影して自分のプレーを分析する機会や優秀 な選手のプレーを観る機会が格段に増え野球技術の底上げにもつながることでしょう。 もちろん、試合に勝つために少しでも情報漏洩を避け発信することに抵抗があるというチームもあるでしょう。しかしそれではいつまで経っても勝利至上主義からは脱却 できないのではないでしょうか?

実際のところ情報が漏れたとしても強いチームは強く勝ち上がっていきます。その良い例が甲子園です。選抜甲子園に出場したチームは確実に情報が漏れているので マークをされます。しかし強いチームはそれでも関係なく夏の甲子園にも出場しています。

またプロ野球はそもそも情報が漏れている中でどのようにデータを駆使して戦うのかが重要となってきました。その流れはアマチュア野球界にも流れてきており数年後にはトレーナーと同じようにチームにアナリストがいるのが当たり前になるか もしれません。そうなれば野球の競技経験は少ないけど野球部の一員としてアナリストで甲子園を目指し、ゆくゆくはプロ野球球団のアナリストになりたいという人が 増え野球界も広がっていくことでしょう。

今までの伝統や考え方を全て否定するつもりはありませんが、コロナ時代の中グラウンドでのアピール機会が減ってしまった選手たちのためにも今まさに野球界が一丸と なって旧来の常識をアップデートしていくチャンスだと考えています。

3・未来の野球選手へ還元

身長や体重ごとの球速や足の速さ、また年齢ごとの能力平均など蓄積したデータの統計を分析することで、どのような練習が有効なのか?また年齢や身長などに合わせ てどのような取り組みが重要なのかなど今後の野球界の発展には欠かせないデータを収集しそれを未来の野球選手へ還元していき野球界の発展に繋げていきたいと考え ています。

↑新宿高校野球部野球教室 高校野球ドットコムより引用

さらには野球離れが進む中、未来の野球人口を創り出していくためにもこれから野球を始める未就学児の子供たちや野球を始める入り口となる学童野球チームへの野球 教室や道具支援も積極的に実施していき少しでも野球の裾野を広げる活動を行っていきたいと考えています。