野球 先発の役割とは?

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

プロ野球において、エースが完投する試合は少なくなり、複数の投手による分業制が進んでいます。
アマチュア野球の場合も、球数制限などの問題から、分業とまでは行かないかもしれませんが、継投策を取らざるを得なくなってくるでしょう。

投手それぞれの特徴から、先発・中継ぎ・抑えを考えるとき、どのようなことに目を向けるべきでしょうか。

今回はまず先発投手に求められることを考えます。

先発投手は、1イニング目から投げる最初の投手です。そのため”試合を作る”ことが求められます。
試合を作るとは、定義は難しいですが、ある程度のイニングを少ない失点で抑えて、自分のチームが勝てるような状態を作り出すことだとされています。

そういった意味で、最近よく言われるQS(クオリティースタート)をすることができれば、先発として十分な役割を果たせていると言えるでしょう。クオリティースタートとは、6回を投げて、かつ自責点3点以下に相手を抑えることです。

このような状態を作ることができていれば、最大でも得点差は3点なので、終盤ワンチャンスでの逆転が十分に考えられるでしょう。
逆に序盤から失点が多くなり、4点差5点差をつけられてしまうと、試合展開はとてもきつくなります。攻撃側の作戦の幅が、狭められるからです。

例えばノーアウトランナー一塁の場面で考えられる一般的作戦は、
バント
盗塁
エンドラン

などたくさんありますが、点差がついた場合、そうした作戦が取りづらくなります。一点を奪うよりも大量得点で追いつく必要があるので、打って繋いでいくしかなくなっていくのです。これでは点を取ることは難しくなりますし、逆に相手は得点差がついたことで、様々な作戦を使いやすくなり、さらに得点を重ねていきます。

これが試合を作れなかった場合です。

こうしたことから考えると、先発投手として求められることは、

1. 自滅をしない制球力
2. 相手に打たれづらいボール(球速や変化球)
3. 5イニング以上を投げられるスタミナ
4. フィールディングなど総合力

などが挙げられます。

つまり総合力の一番高いピッチャーが、先発にふさわしいということです。
対戦相手によって、奇策をとり、先発を変えるケースもありますが、基本的には一番いいピッチャーが先発をするのが良いでしょう。

もしあなたが先発をしたいのであれば、先に挙げた4点を磨き上げるのことだと思います。

次回は中継ぎ投手に求められることをお伝えしていきます。

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