野球の進路について〜中学生へ②〜

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

前回は中学生へ向けて高校を選ぶための考え方として高校卒業後の進路も視野に入れて考えることをお伝えしました。中でも高卒でプロに行くためにはということをお伝えしていきました。
今回は高卒プロではなくその先の野球に進むケースをお伝えしていきます。

プロ野球をまだ目指していてもプロ志望届を提出せずに大学への進学や社会人野球を希望するケースもあります。またもちろんプロになれるかは分からないが大学でも野球を続けたいという選手もいることでしょう。

実際に大学野球や社会人野球で才能が開花するケースもあるので私は高校のその先でも野球を続けるべきだと思っています。
そうした場合も進学方法は様々です。

甲子園で好成績を収めているもしくは大学との関係で進学実績がある場合強豪と呼ばれる東京六大学野球や東都大学野球のチームなどから推薦入学の話を得ることができるでしょう。
また大会では成績を残せなかったものの選手として高い能力を持っていれば大学のスカウトの目にかかったりセレクションにより入学を認めれれたりします。

しかしながらこのように野球で進学を決められるのは全国的に見てもごく一部の優秀な選手だけです。その他の選手は一般受験による入学が必要です。
この場合、高校野球をやりつつも希望の大学へ進学するために普段の勉強が必要となります。
そのための選択肢を広げたければそもそも学力の高い高校に進学しておき大学への指定校推薦や一般受験を受けるという考えや高校受験の段階で大学の付属高校に進学しておくこと必要です。

(ちなみに私は中学1年生の時には東京六大学で野球をしたいという希望があったためその付属高校の受験を受けるために勉強をしていました。)
しかし強豪大学の場合一般受験による入部は認めていない場合もあるので注意が必要です。さらに特殊な例ではありますが高校卒業後に社会人野球へと進む選手もいます。
(基本的には大学卒業後に進む場合が多いです)

社会人野球に進むにはもちろん相当な実力が必要です。
なぜならば大学野球の場合一部の選手を除いて学費を払ったり部費を払ったりして野球をやりますが社会人野球の場合仕事として給料をもらって野球を行うからです。そのためプロ野球と同様社会人野球チームから声がかからない限りは入部することすら認められません。

もちろん企業によっては野球引退後も社員として残ることは可能ですが高校から社会人野球に進む選手はプロ入りを目指しているケースが多いです。
「それでは大学へ進めばいいのではないか?」と思うかもしれませんが高校から社会人野球に進むメリットも多くあるのです。
まず給料がもらえるということそして社会人に進んだのち最短で3年後にドラフト指名の権利を得ることができるからです。

大学に進んだ場合は4年間は部活に所属することになるので1年間早くプロに行ける可能性が出てくるのです。
(大学から社会人に進んだ場合は2年後にドラフトが解禁されます。)
また大学生の場合は基本的に勉強をする必要がありますが社会人野球の場合
仕事として野球を行います。その為平日であっても午前中は仕事を行い午後からは練習を行ったり大会が近づくと一日中野球の練習をしたりします。

その為より野球に専念ができるという点では社会人野球の方がプロを目指しやすいかもしれません。
もちろん大学には大学進学のメリットがあります。

・社会人野球は少数精鋭のため同学年が少ないですが大学野球の場合多くの同期や先輩後輩との人脈を作ることができる。
・野球を続けなくても大学卒業という学歴は残るので就活をすれば色々な仕事をすることができる。
・有名な大学に行けばプロのスカウトの目にもかかりやすい。

社会人野球の場合は入社した会社の仕事もしくは野球と選択肢が少し狭まってしまいますが大学野球の場合は野球を続けながら様々な可能性を広げることができます。
もちろん大学野球卒業後に社会人野球へスカウトされるケースもあるので大学に進学してからでも遅くはないと思います。

この他にも大学に通いながら硬式のクラブチームに所属したり独立リーグで野球を続けるというケースがあります。
環境的には大学や社会人の企業チームと比べると厳しいものがあるかもしれませんが最近では多くの独立リーガーがドラフトで指名をうけています。
このように高校卒業後のことを考えていくと様々な選択肢があることが分かったと思います。そしてこの選択肢は進学する高校や高校への入学の仕方によっては選択肢が狭まってしまいます。

高校野球に全力を注ぐという考え方も好きですが是非ともその先の進路も視野に入れた高校選びを考えてみても良いのではないでしょうか?


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