ワンポイントリリーフ廃止?

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BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

強打者が相手の場合やここぞの場面で打者を抑えるワンポイントリリーフ。日本でも1試合の中で1アウトを取るためだけに準備をして登板をし完璧に抑え込むことをポジションとする選手や起用法があります。しかしこれが近い将来禁止になるかもしれません。

目次

ワンポイントリリーフ廃止?

ワンポイントリリーフは継投策でもよく用いられる作戦の一つで左の変則投手が左の強打者一人を抑えるために登板をしたりします。そうしたピッチャーはそのバッターの打席が終われば打たれようが抑えようが交代となることがほとんどです。しかし来年よりMLBではこのワンポイントリリーフが禁止になるのです。
その理由はどうやら時間短縮にあるようです。確かに投手を交代する時はある程度の時間がかかります。それが打者一人ごとに行われるとなると相当な時間がかかってしまうことでしょう。最近ではただでさえ野球の時間が長いと言われているため今回こうしたルール変更に踏み切ったようです。

打者3人に投げるまでは交代できない

ワンポイントリリーフの禁止は具体的にはこうしたルールになります。投手は打者3人との対戦を義務化されます。つまりアウトを取れても取れなくても3人と対戦しない限りは交代することができないので必然的にワンポイントリリーフができなくなるということです。投げている間に怪我をしてしまった場や前の投手が出したランナーをダブルプレーでアウトにした場合などはどうするのかといった正確な情報は分かりませんが、このルールにより多くのリリーフ投手が仕事場を失うことになるかもしれません。まだ日本にこのルールが入ってくるという情報はありませんがリクエスト制度やコリジョンルール、申告敬遠などMLBで採用されたルールはほとんど日本でも採用となるためこのルールも適用される可能性が高いと考えてよいでしょう。

ワンポイントリリーフの投手はどういった対策が必要となるでしょうか?

一般的にワンポイントリリーフは左打者であれば左投手をぶつけて勝負をします。そのため打ち取った後のバッターが右バッターの場合交代となることがほとんどです。それはつまりデータ上左の変則系のピッチャーは右バッターに打たれやすいということです。ですが今までも左バッターに対して右バッターの代打が出ることもあったと思います。もちろんそうした時の対処法もプロのピッチャーは持っていることでしょう。右バッター用の配球であったり、変化球であったりを駆使することで打者を打ち取ることは十分にできるはずです。とは言え現在ワンポイントで戦っているピッチャーはこれからに備えて右用の投球と左用の投球を作り上げておくことが必要となってくるでしょう。

少年野球では?

少年野球でこのルールが適用されるとなるとどうでしょうか?これには少し問題がありそうです。プロ野球と違って選手層が薄いチームアマチュア野球の場合一つのチームに何人も投げれる投手がいるとは限りません。そのため「試しに野手を登板させてみる」ということもよくあることでしょう。しかしその結果全くストライクが入らない場合変えることができず、最悪3者連続フォアボールでピンチをさらに広げる結果となってしまうでしょう。そうしたリスクがあるとないとではベンチも新しい投手を送り出す気持ちが変わってきます。「新しい投手を試したいけど3人に投げるまで変えられないから最悪の場合、、、」と考えてしまうと投手交代もしづらいことでしょう。その結果球数制限ができたとは言え一人の投手にかかる負担が増えてしまいさらにその他の選手の登板する機会を奪うことにもつながってしまうのではないでしょうか?今後日本でも採用されるのか?正確にはどのようなルールとなるのか?例外はあるのか?などわからないことだらけですが、情報だけは常に入れておくようにしましょう。

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