なぜ2ストライク後の打率が低いのか? 2ストライク打率

こんにちは
新宿区マンツーマン野球レッスン
BASEBALL FUTUREの依田です。

2ストライクになると打率が低くなるのはなぜでしょうか?その理由を解説していきます。

目次

2ストライク打率が低い理由

カウント別打率という言葉を聞いたことがあるでしょうか?カウントが0-0で打った場合や1-0で打った場合など全てのカウント別に打率を集計していくとほとんど全ての場合で2ストライクに追い込まれた場合の打率は低くなってしまいます。2ストライクの場合は2-0、2-1、2-2、2-3と4種類あります。この状況の打率が低くなってしまう理由を知っているでしょうか?その2つの理由を考えていきましょう。

ボール球に手を出してしまう

まず一つ目の理由は2ストライクに追い込まれてしまったことでボール球に手を出しやすくなってしまうということです。特に2-0、や2-1のカウントの場合ピッチャー有利なカウントのため簡単にストライクで勝負をしてきてくれません。相手バッテリーとしてはなんとかボール球を振らせて三振もしくは凡打を打たせようとしてきます。つまり追い込まれてからは相手がボールを投げてくる確率がそもそも高くなるのです。さらにバッターとしても追い込まれているので見逃し三振をしないために際どいボールにも手を出していく必要があるのです。その結果ボール球を振らされる確率が他のカウントに比べると増えてしまい打率が下がってしまうのです。どんなバッターであっても2ストライクに追い込まれる
と嫌なものです。バッテリーとしてはなんとかして追い込むこと、バッターとしては以下に追い込まれる前に打つかを考えましょう。

追い込まれていない時の空振りは打率が下がらない

2つ目の理由は2ストライク後の打率が必然的に下がってしまう大きな理由です。投げられたボールに対してボールを打ちにいった時ヒット、凡打、ファール、空振りの4つの可能性があります。2ストライク以外の時打率が上がるのはヒットで打率が下がるのは凡打です。ファール、空振りの場合はストライクカウントが一つ増えるだけで打率は下がりません。しかし2ストライクに追い込まれていた時はどうでしょうか?ヒットはもちろん打率が上がります。そして凡打の場合は打率が下がり、ファールの場合はアウトではないので打率は変わりません。しかし空振りの場合はどうでしょうか?先ほどと違い追い込まれているので空振りは三振となりアウトになってしまうのです。

つまり追い込まれていない時は空振りはアウトにはならないですが追い込まれている時は空振りはアウトになってしまうため必然的にアウトの確率は高くなってしまうのです。よって2ストライクの打率は低くなってしまうのです。もちろん三振をしないようなバッターの場合はそれほど2ストライク打率は下がらないかもしれませんがそれでもボール球に手を出しやすくなってしまうので打率は低くなってしまうでしょう。

テレビ中継を観ているとたまにこうしたカウント別打率が出てくると思うのでこういったカラクリがあることを知っておきましょう!

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