新宿高校野球部訪問〜ラプソード測定〜

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

先日都立新宿高校の硬式野球部を
訪問させていただきました。

新宿高校は監督の
田久保先生と知り合いといこともあり
以前にも訪問させていただいたことが
ありました。

新宿高校は
新宿駅から5分ほどの場所にあり
まさに都会の真ん中にある学校です。
そんな学校の中で選手たちも
練習に取り組んでいます。

先日の秋季大会では
所詮は突破するものの
続く代表決定戦で惜しくも
敗戦してしまいこれから春に向けて
チーム力の底上げを図っていく
という段階です。

スタッフ陣は
昨年度に比べて
パワーアップしており
それに伴って野球部のレベルも
上がってきている様子でした。

一年前に訪問させていただいた
時と比べると練習の質も内容も
選手の野球に取り組む姿勢も
変化しており
着々と田久保先生による改革が
進んでいるという印象でした。

野球部を指導する
田久保先生、長井先生
さらには小幡コーチと全員が
新宿高校の出身ということもあり

チーム事情や学校の特徴や伝統を
熟知しておられるため
今後さらなる飛躍に期待がかかります。

当日私は投手陣の練習を
サポートさせていただきました。
ボールの回転数や回転軸などを
計測することができる
ラプソードを持ち込ませていただき
投手陣の球質を一人一人に
伝えていき解説をさせていただきました。

それぞれの球質の違いから
少しアドバイスを送ってあげると
次の一球では数値が大きく変わり
キャッチャーもその変化を感じ取っていたようです。

このように感覚と数値の融合は
選手の成長を大きく支えてくれる
武器となります。

せっかくの機会でしたので
監督、コーチからの提案で
投手だけでなくチーム全員の
球質をラプソードで測定させて
いただきました。

測定によりスタッフからは
意外な選手が良い球質であったり
予想外の球速であったりと
新たな発見があったようです。

こうした結果を踏まえて
今後どうしていくかが重要と
なります。

なぜならば一度測っただけでは
何にも変化はないからです。
結果を受けてどう改善していくのか?
また次にどのような目標を建てるのか?
これがとても大切になります。

これから10月に突入しますが
3月までの期間はとても長いです。
その長い期間に厳しい練習を
行いますが
長いゆえにモチベーションが薄れ
結果的に半年間で思ったような成長を
えられなかったというケースはよくあります。

この秋、投手力の不安により
一歩及ばなかったというチームは
この半年間だけでも球質に限らず
定期的に数値を計測することで
選手のモチベーションを高めることができ
それが結果に繋がることでしょう。

ぜひ何か目標をたてて
それに向けた練習を行ってみましょう。

新宿高校野球部のみなさん
ありがとうございました!

特殊なルール〜監督の選択権〜

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

野球のルールはとても複雑で
何年やっていても意外と知らない
ルールはたくさんあります。

以前にも意外と知られていない
ルールをご紹介しましたが
今回もその一つをご紹介したいと
思います。

インターフェアという言葉を
知っているでしょうか?
インターフェアは妨害という意味で
打撃妨害の時などに使われます。

たとえば打者がスイングをした時に
バットがキャッチャーミットに当たってしまうと
キャッチャーが打者を妨害したことになるので
打撃妨害が適用され打者が一塁へ
行くことができるというルールです。

このルールは知っている人が
多いと思いますが以下の場合は
どうすれば良いか知っていますか?

1死ランナー2.3塁
打者が打った打球がセカンドに
転がり1塁へ送球し
バッターランナーがアウトになる間に
2塁ランナーは3塁へ
3塁ランナーはホームへ生還しました。

しかしこの時実は打者のバットが
キャッチャーミットに当たっていたため
打撃妨害に当たります。

この時
走者の進塁ならびに
生還は認められるでしょうか?
それとも打撃妨害が適用され
1死満塁からのスタートとなるでしょうか?

・・・

実はこの場合
走者の進塁を優先するか
打撃妨害を適応するかは
攻撃側の監督に選択権が
生まれるのです。

つまり通常通り打撃妨害として
ランナーを満塁にすることも
バッターランナーをそのまま
セカンドゴロとし1死を捨てて
1点を取り2死3塁から
スタートさせることもできる
ということです。

おそらくこの場合
この選択権を知っていれば
1点がどうしても欲しければ
1点を取りに行くでしょう。
逆に最終回で大量得点差で
負けている場合は一死も
あげられないので
打撃妨害を選択することでしょう。

しかしこのルールを知らなかった場合
どうでしょうか?
どうしても欲しかった一点が入らずに
そのまま打撃妨害として
進められてしまうことでしょう。

1死満塁の場合チャンスではありますが
内野ゴロはダブルプレーの
可能性があるのでそれよりは
一点を確実に取りに行くことが
得策でしょう。

この監督の選択権が
生まれるのには条件があります。

安打、失策、四死球、
その他で打者走者が1塁に達し
、他の全走者も1個以上の塁を
得たとき妨害とは関係なくプレーが続けられる

つまりバッターランナーも含めて
ランナーが誰もアウトにならずに
先の塁に進んだ場合は
打撃妨害とはならずに
そのままプレーが続行されるというわけです。

今回のケースでいうと
セカンドゴロではなく
センター前ヒットであれば
打撃妨害は適用されず
そのままプレーを続けることに
なります。

かなり特殊なケースですが
知っておくとここぞという時に
役にたつかもしれませんね。

PS
近日セミナーを開催いたします。
10月2日(水)
場所セノンスポーツゼロ

杉並区周辺にお住いのかたは
ぜひご参加ください。
詳細はこちら↓

小・中学生の野球選手、保護者が「今」知っておくべきこと

ボールの回転数を計測〜ラプソード〜

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

先日練習をサポートしている
チームでボールの回転数や回転軸などを
計測する「ラプソード」という機械を
試験運用してみました。

ラプソードという言葉は
聞いたことがないという人も
トラッキングシステムという言葉は
聞いたことがあると思います。

トラッキングシステムとは
プロ野球でも導入されているシステムで
ピッチャーが投げるボールの
・球速
・回転数
・回転軸
・ボールの変化量
・投球角度
・リリースポイント
など
様々な要素を数値化することが
できるものです。

ラプソードはその計測機器の
一つでキャッチャーの前に
機械を置き数値を計測するものです。

ラプソードのように回転数などを
測る機械は他にも種類があり
安価なものでは
ボール自体に機械が
内蔵されているものが
ありしますが

測れる項目数が少なかったり
独自の数値を使っているため
詳細なデータを掴めない
可能性があります。

しかしながら
ラプソードは様々な球団でも
使われており
細かいデータが
取れることでこれからの時代の
ピッチャーのレベルアップには
欠かせないものとなってくることでしょう。

ではなぜラプソードを使って
回転数などを測る必要があるのかを
お伝えしていきます。

まず回転数と回転軸
回転数は一般的に
1分間あたりにボールが
何回転するかで表されます。

NPBのピッチャーの場合
ストレートの回転数の平均値は
2200回転ほどです。
この回転数が多いほど
ボールの変化量が多くなります。
ただしここで気をつけなければ
いけないことはボールの回転軸です。

回転軸はボールが地面に対して
どのような角度で回転しているか
ということです。

上の計測結果を見ると
A,Bの投手ともに
球速は103キロとなっています。
そしてボールの回転数を見ると
Aの投手が1620回転
Bの投手が1680回転となっています。

こうしてみると一見
Bの投手の方が回転数が高いので
良いと感じるかもしれません。
しかしボールの変化量を見てみると
Aの投手が縦に48.2cm
Bの投手が縦に31.4cmとなっています。

これはつまり同じところから
ボールを投げた場合
Aの投手の方がBの投手よりも
17cm上をボールが通過するということ
なのです。
なぜこのようなことが起きるのかというと
それはボールの回転軸が関係しています。

両者の回転軸を見ると
Aが01:06
Bが01:36
となっています。

この数字は
地面に対して垂直でまっすぐな
バックスピンの場合を
アナログ時計の12時のラインとして
表しており
Aの投手はアナログ時計の
1時6分のライン
同様にBの投手は1時36分の
ラインを軸としてボールが回転している
ということです。

つまりAの投手の方が
12時に近いため回転軸が
地面に対して垂直に近くなるため
ボールにかかる揚力が高まり
それが17cmという差になって
表れているのです。

上図はプロ野球選手の
ボールの回転数とボールの
変化量を表しています。

このようにしてみると
回転数が多いことは良いことですが
回転軸によっては思ったような
ボールの変化が見られず
空振りが取れない可能性がある
ことがわかると思います。

こうした数値を計測することで
自分のボールがどのような
ボールなのかを知ることができ
バッターに対する配球や攻め方も
変わってきます。

例えば縦の変化量が大きければ
空振りやフライアウトを狙うピッチング
逆に横の変化が大きい場合は
打者に食い込むようなボールで攻め
ゴロアウトを狙うスタイルなど
考え方が変わっていきます。

ラプソードを使う最大のメリット

ボールの球速や回転数
回転軸などを計測することで
得られる最大のメリットは
球速アップや球質の改善です。

近年甲子園を見ても球速が
アップしているという印象がありますが
その背景には科学的なトレーニングや
理論の他にスピードガンの普及効果が
挙げられます。

スピードガンで球速を測る機会が
増えたことで数値が明確となり
目標が立てやすくなりました。
それにより努力の結果が見えやすくなり
結果が見えることでモチベーションが
高めやすくなるという好循環が
生まれそれが球速アップに繋がっている
ようです。

つまりラプソードを使い
定期的に球速や回転数回転軸を
測ることで選手のモチベーションを
高めることができ
それにより練習の質が変わり
球速アップや回転数アップ、
球質の改善を測ることができるのです。

今まで感覚的でしかなかった
ボールの伸びやホップする感覚
それらを数値化することで
あなたのチームの投手陣の
レベルアップを測ってみませんか?

ラプソードのチーム契約
先着2チーム限定(東京近郊のチーム)
お得なキャンペーンを実施しております↓

【ラプソード】トラッキングシステム ピッチング解析-球速&回転数 チーム出張測定 

本当のリリースポイントとは?

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

昨日野球における投手の
「エクステンション」について
お伝えしていきました。

エクステンションとは
マウンドのプレートから
リリースポイントまでの距離であり
この数値が高ければ高いほど
よりバッターの近くでボールを
投げられているということになります。

今回はそのエクステンションにも
関わってくるリリースポイントについて
改めてお伝えしていきたいと思います。

リリースポイントは
ボールを離す位置ですが
先ほどのエクステンションのように
「距離」で簡単に表せるものではありません。

なぜならば正確なリリースポイントは
マウンドからホーム方向への
距離だけではなく
地面からの高さと横幅が
関わってくるからです。

上図のように
右ピッチャーの場合は
3塁ベース方向に横幅があり
さらにリリースする腕の角度によって
高さが決まります。

このリリースポイントを示す
・エクステンション
・高さ
・横幅
はオーバースローやサイドスロー
などによっても大きく変化しますが
同じ投手であっても球種によって
多少なりとも変化することがあります。

さてこのリリースポイントから
何を考える必要があるのかというと
それはバッターに向かってくるボールの
角度です。

例えばこのリリースポイントの
横幅が大きく
3塁ベース側からボールがくるとします。

その場合
バッターは相当な角度がついた
ボールを打つ必要が出てくるのです。
また右バッターのインコースへ投げられたボールと
アウトコースへ投げられたボールでも
この角度の差は大きく出てきます。

バッターとしてスイングをする時
こうした角度差を頭に
イメージするのとしないのでは
ミート率にも影響があると私は
考えています。

例えば左ピッチャーの場合はこの角度が
全く逆になります。
さらに言えば左ピッチャーの場合
変則的にインステップをして
あえてホームベースまでの
ボールの軌道の角度を大きくして
投げてくるピッチャーもいます。

そうした急角度のボールを
打つ場合は自分の目を信じて
ボールの軌道を追うよりも
ある程度軌道を予測して
ボールを捉えるということも
必要になってくるでしょう。

また
バッティングマシーンでボールを
打つ場合もこの角度を少し考慮した方が
より実践的になるのではないかと思います。

バッティングマシーンの場合
マウンドのセンターラインから
まっすぐホームベースに
ボールが来るように設定することが
多いですが、実際のピッチャーで
そのような角度で
投げてくる選手はいません。

だいたい
リリースポイントの横幅は
平均で50センチ程度利き腕側に
よっているため
その角度をを考慮して
バッティングマシーンをセッティングした方が
より実践的な練習になるのではないかと思います。

もちろん実戦を想定したければ
実際にピッチャーにボールを
投げてもらうことが一番ですが
バッティングマシーンでもより
効果を高めるために
試してみると良いと思います。

PSマシーンの設定で角度をつける
セッティングをする場合細かく
セッティングをしなければ
バッターにも危険がありますので
十分に確認をした上で練習をするように
しましょう。

エクステンションとは?

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

あなたは「エクステンション」
という言葉を聞いたことがありますか?

直訳すると
延長や伸長といった意味がありますが
野球では少し違った意味合いで
使われます。

簡単に言うと
このエクステンションは
ピッチャーがボールを投げる
リリースポイントのことです。

具体的には
ピッチャーのプレートから
ホームベース方向に向けて
ピッチャーがリリースした位置の
距離を表しています。

つまりエクステンションは
どれだけバッターに近いところで
ボールをリリースし投げられているかを
示す数値なのです。

よく球持ちが良いと言われる選手は
このエクステンションの数値が高いと言う
ケースが多いです。

このエクステンションは
身長が高ければそれだけ
足も腕も長いため高い数値が出るのは
間違いないでしょう。

もちろん一概に球持ちが良いから
バッターを抑えられると言うわけでも
ありません。
プロ野球選手の中には球持ちはよくないが
逆にそれが特徴として生かされて
バッターを抑えることが
できる選手も多くいます。

しかしながら
やはりピッチャーをやる上では
このエクステンションが高いことで
よりバッターに近いところから
ボールを投げることができるため
有利に働くと考えられています。

ではこうしたエクステンションを
高くするためにはどのような
練習が必要となるのでしょうか?

まず一つ目は
下半身の柔軟性です。

過度な柔らかさは不要ですが
最低限の柔軟性を持っていなければ
踏み出す足の位置が短くなり
エクステンションを伸ばすことができません。

そのため柔軟性は必須事項となるでしょう。
しかし柔軟性があるからといって足を伸ばしすぎてしまうと
そもそも体重移動が難しくなりうまくリリースに
力が伝わらなくなってしまうので
注意をしましょう。

そして二つ目は体を支える力です。
リリースポイントを前にするには
そのリリースポイントまでボールを離さずに
持っておく必要があります。

これは簡単に聞こえますが
意外と難しいものです。
なぜならば
投球モーションの勢いに比例して
体にも負荷がかかりやすくなるため
その負荷に耐えきる下半身の強さや
体のバランスを保つ体幹の強さが
重要になってくるからです。

その負荷に耐えきることができない場合
フォームを保つことができないため
やむを得ず理想とするリリースポイントよりも
早めにボールをリリースしてしまうのです。

特に投球フォームに無駄が多く
力任せに投げているという選手は
この負荷が体に大きくかかってしまうので
気をつけましょう。

エクステンションは
トラックマンと呼ばれる
ボールの回転数などを見ることが
できる機械で測ることができ
MLBなど実際の現場では
その数値から好不調を確かめたり
するそうです。

ドジャースの前田投手も
昨年一時期打ち込まれていることがあり
その際にこのエクステンションの
数値が好調時に比べると下がっていたようです。

同じ球速でも
このエクステンションが高いことで
バッタに近いところから投げることが
できるためバッターが差し込まれる
ようなボールを投げることができます。

あなたもどのようにすれば
この数値が伸びるのかを
考えながらピッチングをすると
面白いかもしれません。

予定調和に抗う能力

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

予定調和という言葉を知っていますか?
予定調和とはドイツの哲学者が唱えた原理の
一つで物事の結果はあらかじめ神によって
定められているというような意味ですが
普段私たちが使う場合は
「予想通りの結果」という意味で使われます。

この予定調和
野球で言えば優勝候補が
予想通りの優勝を納めたり
活躍するべき選手が予想通りの結果を
残したりすることだと思います。

優勝候補のチームや活躍が
期待されている選手にとっては
その期待が予定調和となって終わることが
望ましいかもしれません。
しかし野球をするのはそうした
チームや選手ばかりではありません。

打倒優勝候補を掲げるチームや
虎視眈々とレギュラーを狙い
一気に活躍したいと考える選手にとっては
この予定調和に抗い覆すことが
目標となることでしょう。

こうした予定調和に抗い
覆そうとする能力はプレー中も
とても大切です。

例えば誰もが「こうするだろう」
と思っているところを予想外のプレーで
良い意味で予想を覆し守備でアウトを取ったり
攻撃でチャンスを作ったりすることが
でき予定調和を崩すことができる選手は
監督からしてみれば良い意味で
期待を裏切ってくれ、さらに予想を
上回るプレーを見せてくれるので
チャンスを与えたくなり
出場機会も増えるでしょう。

また相手からしてみれば
何をしてくるか分からない
非常に厄介な選手ということになります。

こうした予定調和を崩し
チームからの一目置かれ
相手からの警戒を得るためには
2つの条件があります。

1つ目は
予定調和を知っておくことです。
まず予想外のプレーをするためには
予想通りのプレーを知っておくことが
必要です。
普通ならこうするということが
分かっているからこそ違う行動を取ったときに
驚きがあるものです。

2つ目は
予定調和を崩すための準備です。
準備なくして予想外のプレーを行うことは
成功したとしてもまぐれに等しいものです。
まぐれでの成功は続くものではないので
そのためにはやはり準備が必要です。
プレーを周りから見る自分以外にとっては
予想外のプレーであっても
自分にとっては予定内のプレーに
しておきましょう。

予定調和を崩した例を一つ紹介します。
中日、巨人で活躍した
井端選手は守備の名手として知られてしましたが
バッターとしては1,2塁間を抜く打球や
ライト前にしぶとく落とす流し打ちで
知られていました。

特にランナーがいる状況では
ランナーの後ろ側に打球を打てばランナーを
次の塁へ進めやすいため
ほぼ100%と言っていいほど
逆方向へ打球を飛ばしていました。

そのことは本人だけではなく
味方も相手バッテリーも
もしかしたら球場にいる全ての人が
分かっていたかもしれません。

しかしある日井端選手は
この予定調和を崩しました。
同じような1死ランナー1塁のケースで
いつもなら流し打ちをする場面。
相手からすればランナーを進められて
さらに1,3塁となることを避けたいため
井端選手の流し打ちの狙いを封じるために
流し打ちしづらい
インコースをせめていこうとしました。

しかし、井端選手はそこで
そのインコース攻めを読み切り
思いっきり引っ張るバッティングを
見せたそうです。

こうしたプレーを一度でもされると
相手からすればとても嫌なものです。
「もしかしたらあの時みたいに
引っ張ってくるかもしれない」
こうしたことが少しでも頭に残るだけでも
効果はあります。
こうしたスイングを見せたことで
結果的にこの後も同じような場面で
バッテリーの頭に「引っ張りもある」と
刻まれてしまったため
インコースにも投げづらくなり
アウトコースへのボールが増え
流し打ちがしやすくなったようです。

もちろんこうした予定調和を崩す
引っ張りをする裏には
しっかりと強引にでも引っ張りに行く
バッティングを練習で行なっていたのだと
思います。

このように普通ならこうするという
予定調和を知り
その上で予定調和を崩す準備を
することで相手にとって大きなダメージを
与え苦手意識を植え付けることができます。
またこうしたプレーをできる選手は
味方からすれば頼もしく
監督としても欠かせない戦力となることでしょう。

野球には様々な場面で
予定調和があります。
あなたもまずは予想通りのプレーを
理解しさらにそれを覆すプレーをして
他の選手との差を作り出しましょう。

ピッチャー回転数と回転軸

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

最近では投手の投げるボールを数字で
表す方法は球速だけではなく
「回転数」という言葉がよく聞かれるように
なってきました。

この回転数とは
投手が投げたボールが
1分間あたりどれくらい回転するか
ということを表しています。

単純に言えばこの回転数が
多ければ多いほど
ボールに揚力が働くため
落ちづらく「ノビ」のあるボール
ということになります。

この回転数はプロ野球の投手の
平均で2200回転ほどと言われています。
さらにキレが良いと言われたり
ストレートで空振りをたくさん取れるような
選手は2400~2700回転くらいかそれ以上の
ボールを投げているそうです。

面白いことにこの回転数は
球速とは相関性が完璧にはないということです。

もちろん全体的に見れば
ボールが速い投手の方が
回転数も多いのですが

例えば日本人最速の165kmを投げた
大谷選手のストレートの回転数は
2200回転と言われておりNPBの
平均と大差がないのです。

対して先日引退をした
上原選手は2400回転
さらに阪神の藤川選手も全盛期は
2700回転と球速は大谷選手には
劣るものの回転数では大きく上回っている
という選手は数多くいるのです。

大谷選手は空振りを取ることが
少ないと言われていますが
上原選手も藤川選手も
真っ直ぐで空振りを取っている
イメージが強いと思います。

つまりストレートの場合
球速よりも回転数が
多い方が空振りを取りやすい
と考えることができそうです。

またさらに深い話をすると
回転数だけではなく
「回転軸」という考え方も
良いストレートを投げる上では
重要になってきます。

回転軸とは
ボールの回転の軸どのような角度で
回転しているかということで
水平面に対しての角度で表されます。

水平面に対して垂直に
バックスピンをしていると
重力に対してまっすぐ揚力が
働くため落ちづらいストレートとなりますが

逆に回転軸が垂直から傾いてしまうと
シュート回転もしくは反対方向に傾けば
スライダー回転になってしまうので
ピッチャーにとってはあまり良いと
されてはいません。

そのためせっかく球速も早く
回転数も良いのに
回転軸がシュート気味だと
思ったより球が伸びずに
バットに当てられてしまう可能が
出てくるのです。

ですがほとんどの場合
右ピッチャーの場合は右に
左ピッチャーの場合は左に
回転軸は傾いているものです。
その傾きを極力少なくすることが
できれば落ちづらい伸びのある
ストレートを投げることに繋がっていきます。

そのポイントとして考えたいことは
リリース時の手首の角度です。

画像左のように手首の向きが傾いて
しまうと回転軸の傾きもずれてしまう可能が
高いですが右のように手首の向きが
水平面に対して垂直になっていると
回転軸もずれが出づらくなっていきます。

もちろん
それぞれのピッチャーに
特徴があるので一概に
回転軸や回転数がよければ
いいということはありません。
上の画像もどちらがいいというわけでは
ありません。

また無理に回転軸を腕や手首だけで
コントロールしようとしてしまったり
無理やり垂直に腕を出そうとしてしまうと
フォーム全体のバランスが崩れてしまったり
下半身との連動がうまくいかなくなってしまったり
する可能性があるので危険です。

大切なことはあくまでも数字として
自分のボールを知っておき
改善のためのヒントとすることだと
思います。

ストレートで空振りが取れない
という選手は
回転数が足りないのかもしれない
→回転数を上げるためには?

回転軸がずれて
シュート回転しているかもしれない
→シュート回転を直すには?

回転数が少ないから
ゴロを打たせるピッチングを
してみよう

というように考えて練習してみると
良いかもしれません。

ラプソードを使って
あなたのボールの回転数や回転軸を
調べてみませんか↓

サインプレー〜サインを出す側〜

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

野球の魅力の一つに
サインプレーというものがあります。
例えば
攻撃側であれば
・バント
・エンドラン
・スクイズ
・単独スチール
など

状況に応じてより効率的に
得点を奪うために
監督が選手へ向けて
サインを出しそれを選手が
実行します。

守備側であれば
・牽制
・球種
・守備位置

これらを選手同士
サインを交換して意思疎通したり
チームによっては重要な場面では
ベンチからサインを出したりします。

こうしたサインプレーが
上手く決まれば
試合展開を優位に進めることができ
勝利に近づくでしょう。

しかし逆にサインプレーが
上手く決まらなかったり
サインミスをしてチャンスを
逃してしまったりすると
流れが悪くなり一気に負けムードに
なってしまうこともあるでしょう。

ではこうしたサインプレーを
効果的に試合で決めるためには
どのようなことが必要でしょうか?

それにはいくつかの
ポイントがあります。

その一つが
選手一人一人が
何ができて何ができないのかを
把握しておくことです。

例えば
足が遅い選手に盗塁のサインは
出せません。
またバッティングが良くても
バントが苦手な選手もいるでしょう。
そうした選手にわざわざ大事な場面で
バントのサインを出す必要もありません。

仮にそのサインを監督が出して
失敗をすれば
それは選手の技術の問題であっても
明らかにサインを出した監督側の
サインミスと言わざるを得ないでしょう。

こうしたことからまず第一に
選手一人一人の技量を確かめておくことが
必要でしょう。

盗塁を出す場合であれば
塁間のタイムを把握し
そのタイムと相手バッテリーの
クイックタイムと二塁送球タイムを
比較すればある程度盗塁の成功率は
見えてきます。

これにより盗塁ができる選手と
できない選手のラインを知ることができます。

また単独スチールが難しければ
エンドランなどを仕掛けますが
これもまたバッターにミートの技術が
なければ難しいものです。

最悪の場合空振りをしてカウントを稼がれた上に
ランナーは盗塁死してしまい
チャンスは一気に潰れてしまうでしょう。

これもデータを取るのは
大変ですが打者のコンタクト率を
把握しておけばエンドランを出しやすい選手と
出しにくい選手がはっきりしてくるでしょう。
さらに細かくデータを取りたければ
球種ごとや左右投手別のコンタクト率
などを出せると作戦の成功率は
上がっていくでしょう。

もちろん
こうしたことはデータを取らなくても
監督が選手をよく見ていれば
ある程度把握しているかもしれません。
しかし、今の時代こうしたデータは
あるに越したことはありません。

ここまではサインを出す側の
話でしたが
逆にサインを出される側は何を
考えればよいでしょうか?
次回はサインを出される側の
選手が考えるべきことをお伝えしていきます。

セミナー動画一部を公開↓

フルバージョンは友達追加で
ご覧いただけます。
下記より友達追加を
お願いいたします!

野球のトレンドとは?

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

〇〇シフト
と聞いてあなたは
何を思い浮かべますか?

バントシフト
と真っ先に思い浮かぶ人が
多いと思いますが
古くから「王シフト」
のように強打者に対して
ヒットを防ぐために
独自の守備体系を引くときにも
使われたりしています。

特に最近では
メジャーリーグで
大胆な守備シフトが引かれ
セカンドベースの真後ろに
選手が守っているということも
決して珍しくはなくなってきました。

こうした大胆な守備シフトの
流れは日本にも徐々に浸透してきており
今年からは日本ハムなどを中心に
大胆な守備シフトを引くことが
多くなってきました。

さてこうした
守備シフトは
何を根拠に守る場所を
決めているのでしょうか?

それは膨大な打席結果のデータから
取られています。

プロ野球であれば野手の場合
1年間で500回以上打席にたつ機会があります。
その打席結果のデータが蓄積していくことで
打球方向の傾向が見えてきます。

細かく分けですとキリがありませんが
左右別の打球方向や
球種別の打球方向など
様々なデータが割り出されてきます。

このデータを元に
守備シフトを決めていくのが
基本となります。

こうした流れにより
バッターはゴロで内野の間を抜き
ヒットを打つことが難しくなってきました。

それを受けて生まれたのが
フライボール革命です。

簡単に言えばゴロヒットの
確率が低ければ
フライを上げた方が
ヒットの確率が高いということです。

これによりメジャーリーグでは
本塁打数が大幅に増えましたが
それ以上に三振数が増える
という現象に陥っています。

これが良い流れなのか
悪い流れなのかは
判断が分かれるところですが
こうした一種の「トレンド」は
これから先も移り変わっていくことでしょう。

例えば
本塁打を打たれないために
本塁打が一番打たれづらい
というデータが出ている
カーブを多く投げるピッチャーが
増えてきたり
そのカーブを打つのが上手い選手が
重宝されるようになったりなど

ただ言えることは
その時代のトレンドをいち早く
感じ取り採用していくチームが
優位であるということです。

どこかのチームが始めたから
自分のチームも始める
しかしその頃にはトレンドは
変わっているかもしれません。
これではいつまでたっても
自分のチームが優位にたつことは
ありません。

プロ野球の世界以外でも
同じようなことが言えるでしょう。

アマチュア野球の世界では
そこまでデータを深く使うというよりも
まずは選手のレベルアップが第一です。

その上で試合を行うとなると
必ず両チームには実力差が
あるため実力で劣っているチームは
勝つための工夫が必要になってきます。

その工夫の選択の1つとなるのが
トレンドです。
ディレードスチールや
セーフティースクイズ
さらには
強打者を2番におくなど
時代ごとに様々なトレンドが
ありますが多くのチームが
流行り始めてから
取り入れるというスタンスです。

真似をすることは
良いことですが
一歩先に立ちたいと
考えれば自らのチームが
トレンドを作り出す必要が
あります。

これはそう簡単にできる
ことではありませんが
もしトレンドを自らのチームで作ることが
できれば他のチームに真似されるまでは
試合を優位に運ぶことができることでしょう。
ぜひあたなも新たなトレンドを
考え試してみてはいかがでしょうか?

野球偏差値とは?

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

「野球偏差値」という言葉を
聞いたことがありますか?
この言葉に明確な定義や
具体的な数字はありませんが
頭脳的プレーをした時に
このような言葉がよく使われます。

頭脳的プレーを
することができる選手というのは
野球をよく理解し
試合のなかで流れを変えることが
できる選手であり
チームに一人は欲しい存在でもあります。

では一体頭脳的プレーとは
どのようなプレーのことを
いうのでしょうか?

ここではいくつか頭脳的
プレーを紹介していきます。

まず一つ目は
偽投(ギトウ)を使ったプレーです。
偽投とは簡単に言えば
投げるふりです。

例えば
1アウトランナー1,2塁の場面
ショートに緩い打球が
飛んできたとします。
この時二遊間は打球が
セカンドベース寄りであれば
6-4-3のダブルプレーを狙います。

しかし打球が緩かったため
1塁ランナーはアウトにできても
バッターランナーをアウトにすることは
難しそうです。

そうなってくると
セカンドはショートから
ボールをもらってベースを踏み
一塁に送球をすることは
無駄になってしまいます。

ここで偽投を使います。
セカンドは1塁に投げるふりをして
3塁にボールを投げます。

その結果
2塁ランナーが3塁を回って
ホームを狙うためのオーバーランを
取っているところをアウトにする可能性が
あります。

もちろん偽投をランナーは
みていないかもしれませんが
ランナーコーチャーは確実にみています。
そのランナーコーチャーを
騙すことができれば
成功確率は高くなるでしょう。

また打球のスピードや
ランナーの走力や動きによっては
偽投を入れているとアウトにできないので
すぐに3塁へ投げてしまうのもパターンとしては
有りうるので頭に入れておきましょう。

この偽投は中継プレーなどにも
応用ができるので色々と試して
みましょう。

もう一つ
頭脳的プレーを紹介します。
これはプロ野球でも
たまに使われるプレーです。

守備の際
外野に打球が飛び
ランナーをクロスプレーで
刺したい時に使われます。

特に3塁や本塁での
クロスプレーの時
ランナーは打球や中継プレーの
ボールを直接見ることができません。
そのためランナーコーチャーの
指示を見てスライディングをするのか
進塁をするのか
オーバーランをとるのかを判断します。

しかしそれ以外にも
無意識に見て
判断してしまうものがあります。
それは3塁手と捕手です。
それを逆手に取ります。

通常であれば
クロスプレーのボールを受ける
3塁手や捕手はボールを受ける
ために腰を低くし捕球体勢を取ります。

それを見るとランナーは
「ボールが来る」と思いスピードを
緩めずにスライディングを行うでしょう。

しかしこの時に
腰を低くせず全くボールが来ていない
ようなふりをしたらどうでしょう?

このような体勢を見たら
ランナーとしては
「まだボールは来ていないな」
と思ってしまいませんか?

この体勢をあえてとることで
スピードを緩めさせることが
できれば
間一髪のクロスプレーを
アウトにすることができます。

こうしたプレーは
真似をすることでできるようになったり
一瞬のひらめきで新たなプレーを
行うことができたりします。

しかしまず大前提として
必要なことは
そのプレーを行うだけの
技術と使うタイミングを
心得ているかと言うことです。

発想力
実行力
タイミング
この3つがうまく合わさった時に
頭脳的プレーが完成し
野球偏差値が高い選手だと
評価されるのです。

もちろんこうした
トリックプレーの他にも
進塁打を打つことや
状況に応じた
チームバッティングができることも
野球偏差値の高さにつながってきます。

ぜひあたなもこうしたプレーを
参考に野球偏差値を高めていってください。