甲子園に出るためには?

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

本日より「日本の夏の風物詩」、夏の甲子園が始まります。
地方大会を勝ち抜いてきた強豪校同士が、甲子園の舞台でぶつかり合う真剣勝負は、毎年数々のドラマを生んできました。

今年はどのような戦いが繰り広げられるか、全国の高校野球ファンも期待していると思います。
さてそんな中、現役の高校生や中学生の選手達の中には、

「どうしても甲子園に出場したい」

と真剣に考えている人も多いことでしょう。
もちろん子供を見守る保護者の方にとっても、どうにかして子供に甲子園で活躍してほしい、と願っているとことでしょう。

ではどのようにすれば甲子園に出れるのか、考えてみましょう。

甲子園に出場する大前提

大前提として、甲子園に出場するには、地方大会を勝ち抜く必要があります。
春の甲子園の場合は、秋の県大会で上位に進出し、関東大会や近畿大会といった大会で好成績を納めることで、選抜大会に選ばれる可能性が高くなります。

もちろん地区大会に優勝すれば、文句なしに選抜出場が決まりますが、どこかで負けてしまった場合でも、上位に進出していれば選抜に選ばれる可能性はあります。

また21世紀枠での出場という方法もあります。
こちらは部員不足や環境的に活動が困難なチームや、ボランティア活動など野球以外のことにも力をいれている野球部が選ばれますが、こちらも県大会などで、好成績を納めなければ推薦資格を得ることができません。

夏の甲子園の場合は、推薦制度はないので、各都道府県のトーナメントを勝ち抜き、優勝をする以外に方法がありません。

つまりどんな場合においてもチーム力が高くなければ、甲子園に出場することは叶わないということです。

高校選びにおける2つの選択肢

強いチームであることが、甲子園に行くための大前提です。
その甲子園を狙える強いチームには、2つの種類があります。
あえて、高校進学前の年代の目線からいうと、

1つ目は、
甲子園常連校を選ぶこと。

そしてもう1つは、
自分自身がチームを強くできる高校を選ぶ。

1つ目。甲子園常連校は、自分がいる地区の近年の大会成績を調べれば、どの高校がどれくらい甲子園にいっているのか、分かります。
その高校を選んで進学すれば、甲子園へ行く可能性は必然的に高くなることでしょう。

しかしこれにはいくつかの問題があります。
まず、そうした高校の選手は、ほとんどがスポーツ推薦で入学をしてきているということです。学校によっては一般入試からの入部を認めていないところもあるので、一般受験で入学しても入部すらできない可能性があるので注意しましょう。

つまり本気で甲子園を目指すのであれば、高校生になってから頑張るのではなく、中学生の時から努力を重ねて、高校のスカウトの目に止まるまでになる必要があるのです。

そしてもう一つの問題は甲子園常連校に進学しても、レギュラーを取れるかわからないということです。
レベルの高い選手が集まるチームゆえに、チーム内競争は激しいもので、部員が多ければ、ベンチに入ることさえ難しいことでしょう。

そうした戦いに勝つ自信と、飛び込んでいく勇気がある選手のみが、戦っていけるのが甲子園常連の強豪校です。
この2つの条件を満たすことができれば、甲子園への道は大きく広がることでしょう。

さて次にもう一つの選択肢です。
自分自身がチームを強くするというものです。

甲子園常連の高校から声がかからなくても、中堅校や毎年上位に進出している
チームにも甲子園出場の可能性は十分にあります。

また選手によっては、自分が選んだ高校で強豪校を倒して甲子園に行きたい
と考えている人もいると思います。
実際のところ、甲子園常連校からスカウトされるような選手は、全国的にみても限られているので、多くの選手が実はこのパターンに当てはまると思います。
甲子園出場には、ときに運も必要ですが、自分が進学しようとする高校が近年甲子園に出場していなければ、それには必ず原因があります。
ということは、普通のことをやっていてもそのチームが甲子園にいける可能性はほとんどないといっていいでしょう。

そうしたチームの一員として甲子園にいくためには、あなた自身がチームを強くする以外にありません。
もちろん監督やチームメイトも大切ですが、本気で甲子園を目指すのであれば、確かなこととしては、自分自身が変わりチームも甲子園にいくにふさわしいチームへと変えていく必要があります。

具体的には、まず自分自身のレベルアップ、チームスポーツではありますが、大会では個人の活躍次第で結果を大きく変えることができるのが野球です。

例えばピッチャーであれば、完封してしまえば負けることはありませんし、打者であれば、チャンスで自らがホームランを打つことができれば、劣勢を一気にひっくり返すこともできます。

そういった意味では、自身がレギュラーを取るためにも、個人のスキルアップは欠かせません。
しかしそれだけで勝てるほど高校野球は甘くありません。

大切なことはチーム自体を変えることです。
先ほども伝えた通り、甲子園に出れていないことには何か理由があります。
今まで通り例年通りの取り組みでは、甲子園にいけないことは間違い無いでしょう。

これは本来チームの監督やスタッフが行うことかもしれませんが、
「やらされること」と「自らやること」では取り組む姿勢に大きな差があります。本気でチームを変えたいのであれば、チームメイト同士で話し合いどうすれば強くなれるのかを考えましょう。

そして考えた上での具体的な行動案があれば、監督やスタッフに提案してみるのも良いでしょう。

昔とは違い、そうした選手からの自主的な提案に対して、指導者も寛容になっていると思います。
むしろそうした取り組みに対して肯定的な指導者も増えてきているので、
思い切って提案をしてみると良いと思います。

例えば
・投手の球速アップのための練習
・打力アップのために
・走塁意識の改革
・筋力のアップ
・食事
・メンタル面の改善

こうしたことを専門家の力を借りながら改善していくことができれば、十分にチームを変えることができると思います。

高校のスカウトの目にとまらなかった選手たちにとっては、強豪校の選手に対して劣等感を持っているかもしれませんが、その評価はあくまで中学3年生の段階のものにすぎません。

そこから伸びる選手もいれば、成長が止まってしまう選手もたくさんいますし、逆に、体が小さかったために中学生の頃はスカウトの目にかからなかったが、高校で身長が伸びて一気に注目選手へと成長する選手も多くいます。

2年半という限られた時間をうまく使うことで、評価や実力はいくらでも
逆転します。そうした強い気持ちを持って強豪校に挑み甲子園という目標を叶えて欲しいと思います。

まとめ

甲子園にいくためには、強豪校に進学しチーム内競争に勝つという方法と、自分が進学した高校で、チームを変革させるという方法があります。
それぞれに置かれた環境は違い、どちらが良いということも言えませんが、大会がトーナメントで有る限り、一発勝負では何が起こるか分からないので、どのチームにもチャンスがあります。

そのチャンスを掴み取るだけの自信を、どれだけ練習でつけられるかが
勝負のカギとなるので、日々の練習を怠らないようにしていきましょう。

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