打つべき球を打つ

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

野球では3割打てれば良いバッターと言われます。つまり、10打席あれば7打席は失敗する、ピッチャーが圧倒的に有利なスポーツです。
バッター側からすれば、10打席の中で1本でも多くのヒットを、いかに打つかが重要になってきます。

もちろん打率は、ピッチャーのレベルや年齢によっても左右されるのですが、プロ野球の世界では対戦する全てのピッチャーがプロの選手です。

そんな中、なぜ一流選手は3割を打つことができるのでしょうか?
まず一つ言えることは、どんなに良いバッターでも、全ての球種、コースを捉えることはできないということです。
それは過去に4割を打った選手が日本にはいないことが証明しているように、どんなバッターにも苦手としているコースや球種が存在します。

ではなぜ高い打率の選手と低い選手が生まれるのかというと、打率の高い選手は自分が打つべき球を打っているからなのです。苦手なコースや球種があるようにバッターには得意なコースや球種があるはずです。良いバッターは一打席で一回くるかこないかのその一球を一発でとらえ、ヒットにします。

もちろん一打席の間にそのボールがこないこともあるでしょう。
そうした時は、割り切って狙い球以外にも手を出していくしかありませんが、10打席あれば3球くらいは狙い球がくるはずです。
プロのレベルになってくるとそうした得意不得意といったデータは蓄積され、相手にも研究をされていますが、そうした研究をしたとしても、ピッチャーも全てのボールを狙ったところにコントロールすることはできません。打席の中でファールなどで粘り、強引にでも狙い球を引きださせるバッターもいます。

プロ野球以外の世界ではどうでしょうか?
小学生でも中学生でも高校生であっても、そのほとんどの場合、対戦相手のデータはそこまでありません。

そのため相手は自分たちの得意なコースや不得意なコースを把握していません。
また相手はプロのピッチャーではないので、コントロールはプロに比べれば大雑把であることがほとんどでしょう。
そう考えると、10打席あれば自分の狙い球は何球も投げられてくるはずです。
その狙い球を一発で捉えることができれば、打率は必ず高くなっていくでしょう。

あなたは大丈夫ですか?バットに当たりそうだからといって、狙い球を決めずに打ちに行ってはいませんか?もちろん苦手を克服し、打てるコースを増やすことは必要ですが、狙い球なしにそれをしていたら、相手のピッチャーを助けてしまっているだけでしょう。
打率を上げるためにも、コース、球種ごとの狙い球を絞ってみましょう。

PS
まずは自分の苦手、得意なコースを知るためにも単純な打率を追うのではなく、打席ごとに打ったコースや球種を把握しておき、コース、球種別の打率を出してみましょう。

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